13.1.3.4 カスケードLOVの作成

アイテムの定義を使用して、カスケードLOVをローカルで作成します。

カスケードcを作成すると、ページ上の1つのアイテムによって別のアイテムのLOVが決定されます。アプリケーション・ビルダーでは、「選択リスト」、「シャトル」、「チェックボックス」、「ラジオ・グループ」、「ポップアップLOV」および「リスト・マネージャ」の各アイテム・タイプに対して、カスケードLOVがサポートされています。

カスケードLOVを作成するには、2つのアイテムを作成します。2つ目のアイテムに値を移入するには、アイテムの作成ウィザードを実行しているときか、またはアイテムの属性を編集することによって、カスケードLOV親アイテムを指定します。

次の例では、2つの関連する選択リストを作成する方法を示します。この場合、最初のリストの値が2つ目のリストに移入されます。

値のカスケード・リストを作成するには:

  1. P1_DEPTNOという1つ目のアイテムを作成します。
    1. 選択リスト・アイテムを作成します。
    2. プロパティ・エディタで、次の属性を編集します。
      • 識別: 名前: P1_DEPTNOと入力します。

      • 識別: タイプ: 「選択リスト」を選択します。

      • ラベル: ラベル: Departmentと入力します。

    3. プロパティ・エディタで、「LOV」属性を編集します。
      • LOV: タイプ: 「SQL問合せ」を選択します。

      • LOV: SQL問合せ、次のように入力します。

        SELECT dname as d,
               deptno as r
          FROM dept
         ORDER BY dname
        
      • LOV: NULL値の表示: 「オン」を選択します。

      • LOV: NULL表示値: 次のように入力します。

        - Select Department -
        
      • 残りのデフォルト値を受け入れます。

      • 「保存」をクリックします。

  2. P1_EMPNOという2つ目のアイテムを作成します。
    1. 選択リスト・アイテムを作成します。
    2. プロパティ・エディタで、次の属性を編集します。
      • 識別: 名前: P1_EMPNOと入力します。

      • 識別: タイプ: 「選択リスト」を選択します。

      • ラベル: ラベル: Employeeと入力します。

    3. プロパティ・エディタで、「LOV」属性を編集します。
      • LOV: タイプ: 「SQL問合せ」を選択します。

      • LOV: SQL問合せ、次のように入力します。

        SELECT ename as d,
               empno as r
          FROM emp
         WHERE deptno = :P1_DEPTNO
        
      • LOV: NULL値の表示: 「オン」を選択します。

      • LOV: NULL表示値: 次のように入力します。

        - Select Employee -
        
      • 残りのデフォルト値を受け入れます。

      • 「保存」をクリックします。

  3. ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。
    2つの選択リストが表示されます。「Department」選択リストで選択を行うと、「Employees」選択リストに表示される個人が決定されます。