スナップショットについて
スナップショットはある特定の時点の環境の状態を取り込んだものです。スナップショットには、外部データ・ソースでホストされるデータは含まれていません。
バックアップおよび復元
何か問題が発生しても環境を復元できるように、ユーザーがシステムを開始する前と、その後一定の間隔で環境のスナップショットを作成します。スナップショットをローカル・ファイル・システムまたはクラウド・ストレージにエクスポートして保存しておき、コンテンツの復元が必要になったときにそれらをシステムにインポートにできます。ダウンロードするスナップショット・ファイルは、圧縮されたアーカイブ・ファイル(BARファイル)です。
コンテンツの移行
スナップショットは、コンテンツを別の環境に移行する場合にも役立ちます。たとえば、次の処理を実行できます。
- 開発環境またはテスト環境で作成したコンテンツを本番環境に移行する。
- 別のOracle製品で作成し、スナップショット(BARファイル)にエクスポートしたコンテンツを移行する。
複数のOracle製品からBARファイルを生成して移行できます。
- Oracle Analytics Cloud
- Oracle Analytics Server
- Oracle Business Intelligence Cloud Service
- Oracle Data Visualization Cloud Service
- Oracle BI Enterprise Edition。
別の環境から作成したスナップショットを復元する場合:
- スナップショットは、ターゲット環境と同じバージョン(またはそれより前のバージョン)の環境で作成されている必要があります。
たとえば、2022年5月の更新を含むOracle Analytics環境のスナップショットを作成した場合、2022年5月以降の更新(2022年7月など)を含む他のOracle Analytics環境にそれをリストアできます。このスナップショットを、それより前の更新(2022年3月など)を含むOracle Analytics環境にリストアすることはできません。
-
ターゲット環境でサポートされていないカタログ・オブジェクトは移行されません。
- ほとんどの場合、データセットに関連付けられているデータをターゲット環境にアップロードする必要があります。
除外
スナップショットに含まれない項目がいくつかあります:
- データ・ファイル - データセットを作成するためにユーザーがアップロードするXLSX、XLS、CSVまたはTXTファイル。
- マップ・レイヤーおよび背景 - ビジュアライゼーションおよびレポートを拡張するためにユーザーがアップロードするカスタム・マップ・レイヤーおよびマップ背景。
- スナップショット・リスト - 「スナップショット」ページに表示されるスナップショットのリスト。