使用状況トラッキング・データベースの指定

システム上のレポート、ダッシュボードおよびデータ・ビジュアライゼーション・ワークブックの使用状況をトラッキングする前に、使用状況トラッキング統計を格納するデータベースを指定する必要があります。

指定するデータベースには、少なくとも1つのスキーマが定義されている必要があります。システムにより、接続プールの詳細で指定したユーザー名と名前が一致するスキーマ内に使用状況トラッキング表が作成されます。たとえば、使用状況トラッキング・データベースのスキーマの名前がANALYTICS_USAGEの場合、接続プールの「ユーザー名」フィールドにANALYTICS_USAGEを指定する必要があります。使用状況トラッキング表は、ANALYTICS_USAGEという名前のスキーマに作成されます。

セマンティック・モデルの物理レイヤーでデータベースおよび接続プールの詳細を構成する必要があります。モデル管理ツールを使用して、セマンティックを編集します。

  1. モデル管理ツールでセマンティック・モデルを開きます。
    「ファイル」メニューから「開く」を選択します。インスタンスの接続情報を入力します。
  2. 使用状況トラッキング・データベースを指定します。
    1. セマンティック・モデルの物理レイヤーで、右クリックして新規データベースを選択します。
    2. 「データベース」ダイアログで、データベースの名前を入力し、データベース・タイプ(Oracle 12cなど)を指定し、「OK」をクリックします。
    3. 新しく作成したデータベースを右クリックし、「新規オブジェクト」「接続プール」の順に選択します。
    4. 「接続プール」ダイアログで、接続プールの名前を入力し、次の値を指定します。
      • コール・インタフェース: 「デフォルト」(Oracle Call Interface (OCI))を選択します。
      • 完全修飾表名が必要: このチェック・ボックスが選択されていないことを確認します。
      • データソース名: この接続プールの接続して物理問合せを送信する対象のデータ・ソースを指定します。たとえば: (DESCRIPTION =(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = <DB Host>)(PORT = <DB port>))(CONNECT_DATA =(SERVER = DEDICATED)(SERVICE_NAME = <Servicename>)))

        データ・ソース名を指定するかわりに、「コンソール接続の使用」チェック・ボックスを選択し、セマンティック・モデルに定義したデータベース接続の名前をコンソールの「接続名」フィールドに入力します。セマンティック・モデルのデータベース接続は、コンソールを使用して定義できます。モデル管理ツールで同じデータベース接続を使用する場合は、接続詳細を再び入力する必要はありません。かわりに、「接続プール」ダイアログで名前によってデータベース接続を参照します。Oracle Autonomous Data Warehouseへの接続の作成中に、「接続の作成」ダイアログで「システム接続」チェック・ボックスを選択した場合、「データ・ソース名」フィールドに接続の詳細を入力するかわりに、「データ接続の使用」を選択して接続のオブジェクトIDを入力できます。

        model_admin_tool_connection_pool.gifの説明が続きます
        図model_admin_tool_connection_pool.gifの説明
      • ユーザー名およびパスワード: 使用状況トラッキング・データベースで使用可能なスキーマの名前と一致するユーザー名を入力します。
  3. 「ツール」「整合性チェッカの表示」「全オブジェクト確認」の順にクリックし、変更を検証します。
  4. オプション: 「ファイル」をクリックしてから、「保存」をクリックして変更をローカルに保存します。
  5. 「ファイル」「クラウド」「公開」の順にクリックして、編集したセマンティック・モデルの.rpdファイルをインスタンスにアップロードします。