Fusion Middleware Controlクラスタ環境のトラブルシューティング

Fusion Middleware Controlおよび管理コンソールを使用してシステム・プロセスのステータスを確認します。

システム・コンポーネントの可用性を表示するためのFusion Middleware Controlの使用および管理対象サーバーの可用性を表示するための管理コンソールの使用を参照してください。

クラスタ化、ロード・バランシングおよびフェイルオーバーの各機能を有効にしたら、次の情報を使用して、デプロイメントで発生する可能性のある問題をトラブルシューティングできます。

  • Fusion Middleware Controlで報告されているメッセージとエラー

  • Fusion Middleware Controlコンポーネントのログ・ファイル(Fusion Middleware Controlからも使用できます)

クラスタ内の各Fusion Middleware Controlシステム・コンポーネントのログ・ファイルを確認します。ログ・ファイルには、誤った構成によって発生する可能性のあるクライアント側の障害がすべて記録されます。ログに記録されないフェイルオーバー・イベントもありますが、クラスタ・コントローラのログ・ファイルには、Oracle BIスケジューラまたはOracle BIサーバーのコンポーネントのクラッシュが記録されます。WindowsのイベントビューアのログおよびLinuxのsyslogを確認することもできます。

問題の診断および解決を参照してください。

Oracle BIサーバーがLinux上で実行されている場合のNetwork Applianceデバイスでのエラーの回避

次の情報は、Network ApplianceからNASデバイス上のOracle Analytics Serverの共有ファイルおよびディレクトリにアクセスする、Linuxプラットフォーム上のOracle BIサーバー・コンポーネントを含むデプロイメントに適用されます。

Linux上に、NTFSセキュリティ・スタイルを使用するOracle BIサーバー・コンポーネントが存在する環境では、Network Appliance Data ONTAPストレージのオペレーティング・システムのバージョンは6.3.1以上をお薦めします。

Linuxコンピュータで、Data ONTAP(バージョン6.0.3 - 6.3)のNTFS qtreeに設計を保存しようとすると、権限エラーが発生する場合があります。設計ファイルの保存後、NTFS qtreeでの権限設定の試行をサイレントに無視するには、次のData ONTAP設定を使用します。

options cifs.ntfs_ignore_unix_security_ops on