セキュリティ・モデルについて
Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・モデルは、Javaセキュリティ・モデルを組み込んだ、Oracle Fusion Middlewareプラットフォームに基づいています。
Javaモデルは、ロールベースの宣言モデルで、コンテナ管理のセキュリティを採用しているため、リソースは、ユーザーに割り当てられているロールによって保護されます。しかし、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・モデルを使用するときは、Javaベースのアーキテクチャに関する高度な知識は不要です。セキュリティ・モデルを使用するときには、Publisherによって、企業全体にわたる共通のセキュリティおよびID管理機能が提供されます。
インストール後、Publisherは自動的にOracle WebLogic Serverドメインにインストールされます。このドメインは、論理的に関連付けられ、一体となって管理される、WebLogic Serverリソースのグループです。簡易インストールでは、インストール後、作成されたWebLogic Serverドメインはbifoundation_domainという名前になります。この名前は、実行するインストール・タイプによって変わる可能性があります。各ドメインでは、1つのWebLogic Serverインスタンスが管理サーバーとして構成されます。管理サーバーではWebLogic Serverドメインを一元的に管理できます。管理サーバーでは管理コンソールがホストされます。管理コンソールは、管理サーバーへのネットワーク・アクセスを持ち、サポートされたWebブラウザであればどのブラウザからでもアクセス可能なWebアプリケーションです。Publisherは、インストール先のOracle WebLogic Serverドメインに構成されているアクティブなセキュリティ・レルムの一部となります。
『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』を参照してください。Oracle WebLogic Serverドメインとセキュリティ・レルムの管理の詳細は、『Oracle WebLogic Serverセキュリティの理解』および『Oracle WebLogic Serverセキュリティの管理』を参照してください。