URLを介したレポートへのアクセス

別のアプリケーションからURLを介してレポートを呼び出すことができます。

レポートのURL形式を使用して、レポートのパラメータをURLで指定します。

レポートのURL形式

URLを作成し、そのURLを介してレポートを呼び出すことができます。

レポートの基本URLは次のとおりです。

https://<server:port>/ui/xmlpserver/<ReportDirectory>/<ReportName>.xdo

または

https://<server:port>/xmlpserver/<ReportDirectory>/<ReportName>.xdo

説明

  • server:portは、Publisherが実行されているサーバーの名前とポート番号です
  • uiは、ユーザー・インタフェース・パスの静的文字列です
  • xmlpserverは、必要な静的文字列(アプリケーション名)です
  • ReportDirectoryは、レポートのフォルダ・パスです。レポートが「共有フォルダ」内にある場合は、パスにShared Foldersを含めないでください。レポートが「マイ・フォルダ」内にある場合は、パス内の最初のノードとして~usernameを追加します。次の例を参照してください。
  • ReportName.xdoは、.xdo拡張子付きのレポート名です。名前に空白がある場合は、その空白をプラス文字(+)に置き換えてください。

次の例では、すべてのレポート・コントロールを使用してレポート・ビューア内に完全なレポートをレンダリングします。

次のURLでは、North America Salesレポートを起動します。このレポートは、Shared Folders/Samples/Salesの下のカタログに存在します。Shared Foldersはパスに含まれていないことに注意してください。

https://example.com:7001/xmlpserver/Samples/Sales/North+America+Sales.xdo

次のURLでは、My Folders/Samples/Salesの下のカタログにあるNorth America Salesレポートを起動します。この場合のユーザー名は「weblogic」であるため、パス内の最初のノードは~weblogicになることに注意してください。

https://example.com:7001/xmlpserver/~weblogic/Samples/Sales/North+America+Sales.xdo

レポートのURLパラメータ

URLを使用してレポートを呼び出す際、パラメータをURLに指定できます。

レポートのレンダリングには、デフォルト・レイアウト、デフォルト出力形式およびデフォルト・パラメータが使用されています。パラメータをURLに追加すると、レポートのレンダリング方法を指定できます。

URLを作成する際は、次の標準的なURL構文に注意してください。

  • ?は、最初のパラメータを示します
  • &は、追加される各パラメータを示します

次の表では、URLに追加可能なパラメータについて説明します。

パラメータ 定義 使用例

_xpt

レポート・ビューアにレポートをレンダリングするか、出力タイプに適した新しいウィンドウにドキュメントをエクスポートするかを指定します。たとえば、指定された出力タイプがhtmlの場合は、レポート・ドキュメント(のみ)がブラウザ・ウィンドウにレンダリングされ、出力タイプがPDFの場合は、PDFドキュメントを保存するか、開くことが求められます。このパラメータが指定されていない場合は、レポート・ビューアにレポートがレンダリングされます。

有効な値は次のとおりです。

  • 0は、レポート・ビューアにレポートがレンダリングされます

  • 1は、適切なアプリケーション・ウィンドウにドキュメントがエクスポートされます

_xpt=0

_xdo

(オプション)レポートへのパスを指定します。

_xdo=%2FSamples%2FSalary+Report.xdo

_xt

使用するレイアウトを指定します。レポート定義内の定義に従ってレイアウト名を入力します。無効な名前が入力された場合は、デフォルト・レイアウトが使用されます。

_xt=Manager+Summary

_xf

出力形式を指定します。値が指定されていない場合は、デフォルトの出力形式が使用されます。無効な値が指定されるか、レイアウトで有効化されていない値が指定された場合は、レポートはレンダリングされません。有効な値は次のとおりです。

  • analyze: インタラクティブ出力に使用

  • rtf

  • docx

  • pdf

  • html

  • pptx: PowerPoint 2007に使用

  • ppt: PowerPointに使用

  • xml: データに使用

  • excel: Excelに使用

  • excel2000: Excel 2000に使用

  • xslx: Excel 2007に使用

  • csv

_xf=pdf

データ・モデル内で指定されているレポート・パラメータ

レポートに固有のパラメータの名前-値ペアを指定します。データ・モデルで定義されているパラメータ名を使用する必要があります。

dept=10

_xmode

レポート・ビューア・モードを指定します。指定されていない場合は、デフォルトでフル・レポート・ビューアのビューが設定されます。有効な値は次のとおりです。

  • 0は、フル・レポート・ビューアで表示します。

  • 1は、Publisherバナーおよびパラメータを非表示にし、レイアウトを変更できます。その他のアクションはエクスポートのみです。

  • 2は、Publisherバナーを非表示にします。(ヘッダーなし)

  • 3は、Publisherバナーおよびパラメータを非表示にします。(パラメータなし)

  • 4は、Publisherバナー、パラメータ、その他のアクションおよびレイアウトを非表示にします。(ドキュメントのみ)

_xmode=1

例:

https://example.com:7001/xmlpserver/Samples/Salary+Report.xdo?_xpt=0&_xdo=%2FSamples%2FSalary%20Report.xdo&_xmode=4&dept=10&_xt=Simple&_xf=html

このURLでは、Shared Folders/Samples下にある"Salary Report"レポートを実行します。次の点に注意してください。

_xpt=0では、レポート・ビューアにドキュメントがレンダリングされます

_xdo=%2FSamples%2FSalary%20Report.xdoでは、レポートのパスを定義します

_xmode=4では、ドキュメントのみがレンダリングされます

dept=10では、レポート固有のパラメータのdeptが10に設定されます

_xt=Simpleでは、Simpleという名前のレイアウトが使用されます

_xf=htmlでは、出力フォーマットがhtmlに設定されます