Excel出力のプロパティ

Excel の出力を制御するために特定のプロパティを設定できます。

プロパティ名 説明 デフォルト

グリッド線の表示

trueに設定すると、レポート出力でExcel表のグリッド線が表示されます。

false

新規シートとして改ページ

"True"に設定すると、レポート・テンプレートに改ページが指定されている場合にExcelワークブックに新しいシートが生成されます。

true

最小列幅

列の幅をポイントで設定します。列の幅が指定の最小値よりも狭く、データが含まれていない場合、この列は前の列とマージされます。このプロパティの有効な範囲は0.5から20ポイントです。

3 (ポイント単位、0.04インチ)

最小行高

行の高さをポイントで設定します。行の高さが指定の最小値よりも低く、データが含まれていない場合、この行は削除されます。このプロパティの有効な範囲は0.001から5ポイントです。

1 (ポイント単位、0.01インチ)

値を同一列に保持

このプロパティをtureに設定すると、列のマージが最小化されます。列幅は、「表の自動レイアウト」プロパティで指定された値を使用して、列のコンテンツに基づいて設定されます。元のレイアウト・アルゴリズムを使用した場合、出力のレイアウトは適切に表示されません。

False

表の自動レイアウト

変換比率および最大長をポイント単位で指定します(たとえば6.5,150)。例を参照してください。

このプロパティを有効にするには、「値を同一列に保持」をtrueに設定する必要があります。

このプロパティは、表の列幅をコンテンツに合せて拡大します。列幅は、文字数および変換率に基づき、指定された最大長まで拡大されます。

例: 2列のExcelデータのレポートの場合 -- 列1には18文字のテキスト文字列が含まれ、列2の長さは30文字です。このプロパティの値を6.5,150に設定すると、次のように計算されます。

列1は18文字:

計算の適用: 18 * 6.5pts = 117pts

Excelの出力の列幅は、117ポイント。

列2は30文字:

計算の適用: 30 * 6.5pts = 195pts

195ポイントは指定された最大長150より大きいため、Excelでは、列2は150ポイントで出力されます。

なし

ネストされた表の最大許容行数

ネストされた表に許容される最大行数を指定します。指定できる値は15000から999,999です。

レポートの処理中、ネストされた内部表の行はXLSXの書込みにフラッシュされず、メモリー内にとどまるため、メモリー消費が増加します。この制限を設定すると、メモリー不足例外の発生を防ぐことができます。内部表のサイズが制限に達すると、生成が終了します。未完了のXLSX出力が返されます。

20,000

パスワードを開く

このプロパティでは、レポート・ユーザーがXLSX出力ファイルを開くときに入力する必要があるパスワードを指定します。

構成名: xlsx-open-password

該当なし

行分割の有効化

"true"に設定すると、行の高さが大きく引き伸ばされることを防ぎ、行を複数の行に分割できるようになります。

true