レポートのオンライン/オフライン(スケジュール)での実行

インタラクティブ/オンライン・モードでのレポートの実行は、インメモリー処理を使用します。

次のガイドラインを使用して、レポートをオンラインで実行する適切な時期を判断してください。

次の場合、オンライン/インタラクティブ・モードを使用します。

  • レポート出力サイズが、50MBより小さい場合

    ブラウザは、大量のデータのロードを想定していません。ブラウザで50MBを超えてロードすると、速度が低下するか、セッションがクラッシュする可能性があります。

  • データ・モデルSQL問合せタイムアウトが、500秒より短い場合

    500秒を超えるSQL問合せを実行すると、WebLogic Serverスタック・スレッドが発生します。このような状況を回避するために、ログ実行問合せをスケジュールします。スケジューラ・プロセスは、Weblogicサーバーのスレッドではなく、独自のJVMスレッドを使用します。オンラインでレポートを実行するよりも、レポートをスケジュールする方が効率的です。

  • データ構造内の要素の合計数が、500より少ない場合

    データ・モデルのデータ構造内に多数のデータ要素が含まれる場合、データ・プロセッサがメモリー内に要素の値を保持する必要があるため、OutOfMemory例外が発生します。このような状況を回避するために、これらのレポートをスケジュールします。スケジュールされたレポートでは、データ・プロセッサは一時ファイル・システムを使用してデータを保存および処理を実行します。

  • CLOB列またはBLOB列がない場合

    オンライン処理では、CLOBまたはBLOB列全体を、メモリー内に保持します。CLOBまたはBLOB列を含むレポートをスケジュールする必要があります。