サブ・テンプレートとは

サブ・テンプレートは、書式設定機能のひとつで、一度定義すれば、単一のレイアウト・テンプレートで、または複数のレイアウト・テンプレート間で何度も使用できます。

この書式設定には、RTFファイル形式またはXSLファイル形式を使用できます。RTF形式のサブ・テンプレートは、Microsoft Wordのネイティブ機能を使用するため、容易に設計できます。XSL形式のサブ・テンプレートは、複雑なレイアウトやデータ要件の場合に使用します。

サブ・テンプレートの一般的な用途のいくつかを次に示します。

  • 共通のレイアウトまたはコンポーネントの再利用(ヘッダー、フッター、アドレス・ブロックなど)

  • パラメータ化されたレイアウトの処理

  • 動的または条件付きのレイアウトの処理

  • 時間のかかる計算の処理や数式の再利用

RTFサブテンプレートについて

RTFサブ・テンプレートは、1つ以上の<?template:?>定義で構成されたRTFファイルで、定義のそれぞれに書式設定またはコマンドのブロックが含まれています。

このRTFファイルは、Publisherにカタログのサブテンプレート・オブジェクトとしてアップロードされるとき、別のRTFテンプレート内からコールすることができます。

XSLサブテンプレートについて

XSLサブテンプレートとは、Publisherの書式設定エンジンが実行するXSLの書式設定コマンドまたは処理コマンドが含まれるXSLファイルです。RTF標準ではサポートされていない複雑な計算または書式設定命令を含めるには、XSLテンプレートを使用します。

このXSLファイルは、Publisherカタログのサブテンプレート・オブジェクトとしてアップロードされるとき、RTFテンプレート内からコールすることができます。