オブジェクト検出、イメージ分類およびテキスト検出分析の実行

事前作成済のOCI Visionモデルを使用すると、機械学習(ML)や人工知能(AI)の専門知識がなくても、画像認識とテキスト認識をアプリケーションに組み込むことができます。たとえば、オブジェクト検出は、写真に写っている車を識別するのに役立ちます。

処理するイメージが20,000を超える場合は、通常、複数のバケットを設定し、各バケットが20,000を超えないイメージで構成されるようにします。次に、個別のデータ・フローを作成して各バケットを処理し、シーケンスを使用して複数のデータ・フローを順番に処理することで、すべてのイメージを処理できるようにします。
前提条件:
  1. Oracle Analyticsホーム・ページで、「作成」をクリックし、「データ・フロー」をクリックします。
  2. 分析するイメージにリンクしているデータセットを選択し、「追加」をクリックします。
  3. データ・フロー・エディタで、「ステップの追加」(+)をクリックします。
  4. 「データ・フロー・ステップ」ペインで、AIモデルの適用をダブルクリックし、使用するモデルを選択します。
    たとえば、車のナンバー・プレートを検出するには、事前トレーニング済オブジェクト検出を選択します。
  5. 「モデルの適用」で、「入力」セクションに移動し、「入力列」および「入力タイプ」パラメータを構成します。
    • バケットごとにソース・イメージを参照する場合は、「入力列」「URL」を選択し、「入力タイプ」「バケット」を選択します。

    • ソース・イメージを個別に参照する場合は、「入力列」「ファイルの場所」を選択し、「入力タイプ」「イメージ」を選択します。
  6. データ・フロー・エディタで、「ステップの追加」(+)をクリックして「データの保存」選択します。
  7. 出力結果を格納するデータセットの名前を入力します。
    たとえば、データセットを「駐車場分析結果」という名前にすることができます。
  8. 「データ保存先」フィールドで、出力データを保存するための場所を指定します。
  9. 「保存」をクリックしてデータ・フローの名前と説明を入力し、「OK」をクリックしてデータ・フローを保存します。
  10. 「データ・フローの実行」をクリックしてイメージを分析し、結果を新しいデータセットに出力します。
    イメージが20,000未満の場合は、単一のデータ・フローで処理できます。イメージが20,000を超える場合は、個別のデータ・フローを作成して各バケットを処理し(つまり、バケットごとに個別のデータセットを使用し)、シーケンスを使用して複数のデータ・フローを順番に処理します。複数のデータ・フローを作成した後、Oracle Analyticsホーム・ページで、「作成」「シーケンス」の順にクリックします。
データ・フローで分析が完了したら、ステップ7で指定したデータセットを開きます。

生成されたデータセットを見つけるには、Oracle Analyticsホーム・ページから、「データ」「データセット」の順に移動します。



生成された結果の詳細は、オブジェクト検出、イメージ分類およびテキスト検出分析モデル用に生成された出力データを参照してください。