Microsoft Edge WebView2サポート
Oracle Smart View for Officeでは、Microsoft Internet Explorerモジュールを使用して認証ページを表示します。しかし、特定の認証スキームでは、複雑なログイン・シーケンスを処理するためにWebView2などの新しいコントロールが必要な場合があります。WebView2を使用するには、各Smart Viewクライアント・マシンにMicrosoft Edge WebView2 Runtimeをインストールして有効にする必要があります。
21.100リリース以降、Smart ViewはWebView2をサポートしています。実行時に、Smart ViewはマシンにインストールされているMicrosoft Edge WebView2 Runtimeを検出し、WebView2ベースのダイアログを起動してログイン・ページをホストします。
WebView2をSmart Viewクライアント・マシンにインストールした後は、それを「ヘルス・チェック」の「Smart Viewのオプション」セクションで有効にできます(『Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイド』のシステムでのヘルス・チェックの実行を参照)。
管理者は、Smart Viewのproperties.xml
ファイル(デフォルトではC:\Oracle\SmartView\cfg
にある)を編集することでWebView2を有効にしてから、このファイルをユーザーに配布することもできます。
properties.xml
内でWebView2を有効および無効にするための構成設定は、次のとおりです。
- すべてに対して使用可能にする:
<disableWebView2>0</disableWebView2>
<useWebView2forNetworking>1</useWebView2forNetworking>
- UIに対して使用可能にする:
<disableWebView2>0</disableWebView2>
<useWebView2forNetworking>0</useWebView2forNetworking
- 使用不可(デフォルト):
<disableWebView2>1</disableWebView2>
<useWebView2forNetworking>0</useWebView2forNetworking>
管理者: 組織で使用されるログイン・シーケンスの処理にWebView2が必要な場合、Smart Viewを実行するマシンにMicrosoft Edge WebView2 Runtimeがインストールされて有効になっていることを確認する必要があります。Microsoft Edge WebView2 Runtimeをインストールする場合、エバーグリーン・バージョンの使用をお薦めします。WebView2バージョン86.0.616.0以降のみがサポートされています。
インストールすると、修正バージョンがインストールされないかぎり、MicrosoftによってWebView2アップデートが定期的に配布されます。管理者は独自の内部手順を使用して、Microsoft Edge WebView2 Runtimeをダウンロードし、Smart Viewユーザーに配布できます。ダウンロードは次の場所にあります。
https://docs.microsoft.com/en-us/deployoffice/webview2-install#webview2-runtime-installation
詳細は、WebView2のドキュメントを参照してください。