サポートされているOracle BI EEのビューとオブジェクトのタイプ

Oracle Smart View for Officeクライアント(Excel、PowerPointおよびWord)には、カタログから、またはコピーして貼り付けることで、次のビューを挿入できます。

ノート:

ドリル操作は、Smart Viewに挿入されたOracle Business Intelligence Enterprise Editionビューではサポートされていません。(Smart Viewでは、ドリル操作をズームインおよびズーム・アウトといいます)。

  • 表ビュー

    表ビューでは、データが表形式で表示されます。Oracle BI EEでの表示に似た形式(ネイティブ・フォーマットともいう)か、Excel表として表示されます。

    「挿入」オプションを使用すると、ネイティブ・フォーマットのすべてのSmart Viewクライアントに表ビューを挿入できます。このフォーマットでは、ソートやフィルタリングはできません。同じデータを持つセルは、1つのセルにマージされます。

    Excelでは、「Excel表として挿入」コマンドを使用して、表ビューをExcel表として挿入できます。このフォーマットでは、ソートやフィルタリングなどの追加の分析操作を実行できます。

    ノート:

    • Excelでは、ワークシートに複数の表を挿入できますが、既存の表の上に表を挿入することはできません。ただし、次の操作を実行できます。

      • 表を置換するには、表内の任意のセルを選択し、Oracle BI EEリボンの「削除」ボタンをクリックします。次に、表をワークシートに挿入します。

      • 追加の表をワークシートに挿入するには、表ビューまたは他のビュー・オブジェクトの外側にあるセルを選択して、表を挿入します。

    • 表ビューおよびExcelの表ビューでは、Excelが一部のカスタム・フォーマットを認識しない場合があり、Excelにビューを挿入するとエラーが発生します。

  • ピボット・テーブル・ビュー

    ピボット表ビューには、Oracle BI EEで定義されたグループ化フォーマット(ネイティブ・フォーマットともいう)でデータが表示されます。ページ・アイテム・リストやグループ・セクション作成などの機能は維持されます。データはExcelのピボット・テーブル・フォーマットで表示することもできます。

    「挿入」オプションを使用すると、ネイティブ・フォーマットのすべてのSmart Viewクライアントにピボット・テーブル・ビューを挿入できます。表ビューの挿入と同様に、このフォーマットではソートやフィルタリングはできません。同じデータを持つセルが1つのセルにマージされます。

    Excelでは、「Excelピボットとして挿入」オプションを使用して、Excelピボット・テーブルとしてピボット・テーブル・ビューを挿入できます。このフォーマットでは、ピボット、集計、ドリル、ソート、フィルタリングなどの追加の分析操作を実行できます。

    ノート:

    • Excelピボット・テーブル・ビューを使用する場合、サポートされているのは、メジャー列が数値データ型のビューのみです。

    • Excelワークシートに含められるExcelピボット・テーブル・ビューは1つのみです。また、Excelピボット・テーブル・ビューは常に新しいワークシートに挿入されます。これは単独のデータ・ソースに接続している場合にも、複数のデータ・ソースに接続している場合にも想定される動作です。

    • Excelでは、ピボット・テーブル・ビューでいくつかのカスタム・フォーマットが認識されない可能性があります。その結果、ビューがExcelに挿入されると、エラーが発生します。

    • Smart Viewには、Oracle BI EEのグラフのピボット結果機能はありません。特定のピボット・テーブルの同じ行、列およびページ・ディメンションのグラフを表示するには、Oracle BI EEで個別のチャート・ビューを作成し、そのチャート・ビューをSmart Viewに挿入する必要があります。

  • グラフ・ビュー

    グラフ・ビューでは、Oracle BI EEグラフで定義されたグラフをMicrosoft Officeのチャートでサポートされるグラフ・タイプにマッピングしてデータを表示します。

    「イメージとして挿入」オプションを使用すると、静的イメージとしてSmart Viewクライアントにグラフを直接挿入できます。イメージは、編集したりリフレッシュすることはできません。

    すべてのSmart ViewクライアントでInsertオプションを使用すると、グラフを編集したりリフレッシュできます。Smart Viewは、Oracle BI EEのグラフ・スタイルとできるだけ一致させようとします。これには、視覚効果(2D、3D)、キャンバスのサイズ、チャート・タイトル、サブタイトル、軸タイトル、凡例および凡例の位置、軸スケール、データ・フォーマット(数値、日付、通貨フォーマット)、タイトルとラベルのフォーマットなどのグラフ・プロパティが含まれます。

    一致するOfficeチャートのタイプが使用できない場合は、グラフ・ビューをイメージとして挿入できます。サポートされているOracle BI EEチャートおよびオブジェクトのタイプおよびサポートされていないOracle BI EEチャートおよびオブジェクトのタイプを参照してください。

  • ゲージ・ビューファンネル・グラフ・ビュー

    Oracle BI EEでは、ゲージ・ビューとファンネル・グラフ・ビューはグラフ・ビューとは別のオブジェクト・タイプになります。

    「イメージとして挿入」オプションを使用すると、静的イメージとしてSmart Viewクライアントにゲージ・ビューとファンネル・ビューを直接挿入できます。イメージを編集したり、リフレッシュすることはできません。

  • タイトル・ビュー

    タイトル・ビューには、レポートのタイトルと、Oracle BI EEの一部である他の情報が表示されます。

    タイトル・ビューは通常、タイトル・テキスト、字幕テキスト、分析名、挿入日時、オプションのロゴ、オプションのURL (たとえば、ヘルプ・リンク)で構成されます。タイトル・ビューは、単一のOfficeオブジェクトとしてグループ化されたテキスト・ボックスとイメージの集合として、Smart Viewクライアントに挿入されます。

  • 複合ビュー

    複合ビューでは、データが様々なビューのアセンブリとして表示されます。

    複合ビューは、すべてのSmart Viewクライアントに挿入できます。Smart Viewは、複合ビューを構成する、サポートされているすべてのビューを挿入します。ビューの各タイプ(表、ピボット・テーブル、グラフ、ゲージ、ファンネル、フィルタおよびタイトル)は、独自のデフォルトのフォーマットでSmart Viewクライアントに挿入されます。

    Wordでは、アクティブなWord文書で、すべてのビューがページ全体の横と下に挿入されます。

    ExcelやPowerPointでは、すべてのビューを1つのシートまたはスライドに挿入するか、各ビューを別のシートまたはスライドに挿入するかを選択するよう求められます。