13.7 カタログの管理
カタログ・ツールを使用して、複数のカタログを有効にできるようになりました。
同じテナンシ内の他のAutonomous Databaseから追加カタログをマウントできるため、複数のデータベースにわたってデータを検索できます。
カタログとしてAutonomous Databaseをマウント
既存のAutonomous Databaseを使用してデータベース・リンクを作成し、カタログ名を指定してマウントします。
ノート:
Autonomous Databaseをカタログとしてマウントするには、CREATE DATABASE LINK
およびCREATE ANY DIRECTORY
システム権限が必要です。ADMINユーザーには、CREATE DATABASE LINK
およびCREATE ANY DIRECTORY
システム権限が付与されます。ADMINユーザーは、CREATE DATABASE LINK
およびCREATE ANY DIRECTORY
システム権限を他のユーザーに付与できます。
- オブジェクト・ストレージ資格証明をAutonomous Databaseに格納します
- データベース・リンクを作成するか、または既存のデータベース・リンクを使用します
- データベース・リンクをカタログとしてマウントします
-
「カタログ」ページで、「カタログの管理」を選択します。「+追加」をクリックします。
- 「カタログの追加」ページで、カタログ・ソースとして「Autonomous Database」を選択します。
- ドロップダウンからデータベース名を選択します。たとえば、AA-TESTINGです。
- データベース名を選択すると、次のフィールドが表示されます。次のフィールド値を指定します。
- カタログ名: データベース・リンクをマウントするカタログの名前を入力します。たとえば、AA-TESTINGです。
- データベース・リンク名: 既存のデータベースを使用して作成されるデータベース・リンクの名前を入力します。たとえば、AA-TESTING_LINKです。
- データベース資格証明: データベース・リンクの作成に必要な資格証明をドロップダウンから選択します。たとえば、AWSGLUE_CREDです。
既存の資格証明がない場合は、「資格証明の作成」をクリックします。
- 「拡張オプションの表示」で、ドロップダウンからウォレット・ディレクトリ名を選択します。ディレクトリにアクセスする権限が必要です。たとえば、WALLET_DIR-TESTINGです。
ノート:
ウォレット・ファイルをデータベースのユーザーIDおよびパスワードと組み合せることで、ターゲットOracle Autonomous Databaseのデータにアクセスできます。 - 「テスト」をクリックして、データベース・リンクの作成をテストします。
「作成」をクリックして、Autonomous Databaseをカタログとして作成します。
正常に作成されたら、「カタログの管理」にAutonomous Databaseがリスト表示されます。
カタログとして既存のデータベース・リンクをマウント
カタログ・スキーマは、ローカル・データベース・ユーザーとしてインスタンス化できます。データベース・リンクがすでに設定されている場合は、リンクされたデータベースにカタログをマウントして、そのデータベース内のデータ・セットを検索および検出できます。
- データベース・リンク名
- データにアクセスするために必要なクラウド資格証明
データベースの1つにデータベース・リンクを追加し、そのメタデータを新しいカタログとしてマウントできます。
- 「カタログ」ページで、「カタログの管理」を選択します。
- 「+追加」をクリックします。
- 「カタログの追加」ページで、カタログ・ソースから「データベース・リンク」を選択します。
- 「データベース・リンク」タブを選択します。
- ドロップダウンからデータベース・リンク名を選択します。たとえば、AA-TESTING_LINKです。
- 「カタログ名」フィールドにカタログの名前を入力します。たとえば、AA-TESTING_LINKです。
- 「作成」をクリックします。
新しくマウントされたカタログが「カタログの管理」ダイアログ・ボックスに表示されます。
データベース・リンクを使用して接続されたデータベースに新しいカタログを正常にマウントすると、カタログ・エクスプローラでカタログを選択し、その中のデータを検索できます。
カタログとしてライブ共有またはデルタ共有プロバイダをマウント
登録されたデータ共有からカタログをマウントできます。これにより、コンシューマは、他のデータベース内の他のプロバイダによって定義された表にアクセスできます。外部表は1回のみ定義する必要があります。
- 「カタログ」ページで、「カタログの管理」を選択します。「+追加」をクリックします。
- 「カタログの追加」ページで、カタログ・ソースから「データ共有」を選択します。
- 「次」をクリックして、「プロバイダ設定の共有」タブに進みます。
「ソースの共有」で、使用可能なオプションのいずれかを選択します:
- ライブ共有プロバイダからの選択
- デルタ共有プロバイダJSON
この例では、ライブ共有プロバイダから共有ソースを選択します。
「共有プロバイダの詳細」で、次の詳細を指定します:
- プロバイダ名: 共有プロバイダの名前を入力します。たとえば、TEST-PROVIDERです。
- 説明: 説明を入力します。このフィールドはオプションです。
- 「次」をクリックして、「共有の選択」タブに進みます。
- 「プロバイダ設定の共有」タブで、カタログとしてマウントする共有を「使用可能な共有」から「選択した共有」にドラッグ・アンド・ドロップします。
- 「次」をクリックして、「カタログの詳細」タブに進みます。「カタログの詳細」タブで、次の詳細を指定します:
- カタログ名: わかりやすいカタログ名を入力します。
- カタログの説明: 説明を入力します。
- 「作成」を選択し、ライブ共有またはデルタ共有をカタログとしてマウントします。
共有に新しいカタログを正常にマウントすると、カタログ・エクスプローラでカタログを選択し、その中のデータを検索できます。
カタログとしてAmazon Glueをマウント
登録されたAWS Glueデータ接続からカタログをマウントできます。
- 「カタログ」ページで、「カタログの管理」を選択します。
- 「+追加」をクリックします。
- 「カタログの追加」ページで、カタログ・ソースから「Amazon Glue」を選択します。
- 「次」をクリックして、「Amazon Glueカタログ」タブに進みます。
- 「Amazon Glueカタログ」タブで、次の詳細を指定します:
- データ・カタログ接続の資格証明: ドロップダウンから資格証明を選択します。
- リージョン: ドロップダウンからリージョンを選択します。
- 「次」をクリックして、「カタログの詳細」タブに進みます。「カタログの詳細」タブで、次のフィールド値を指定します:
- カタログ名: カタログを参照するためにData Studioで使用する名前を入力します。
- カタログの説明: カタログの説明を入力します。
- 「作成」をクリックして、「AWS Glueデータ・カタログ」リージョンをカタログとしてマウントします。
「AWS Glueデータ・カタログ」リージョンに新しいカタログを正常にマウントすると、カタログ・エクスプローラでカタログを選択し、その中のデータを検索できます。
カタログとしてOCIデータ・カタログをマウント
登録されたOCIデータ・カタログからカタログをマウントできます。
- 「カタログ」ページで、「カタログの管理」を選択します。「+追加」をクリックします。
- 「カタログの追加」ページで、カタログ・ソースから「OCIデータ・カタログ」を選択します。
- 「次」をクリックして、「OCIデータ・カタログ」タブに進みます。
- 「OCIデータ・カタログ」タブで、次のフィールド値を指定します:
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データ・カタログ接続の資格証明: ドロップダウンから資格証明を選択します。このフィールドは必須です。たとえば、BASICOCICREDです。
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リージョン: ドロップダウンからリージョンを選択します。このフィールドは必須です。たとえば、us-phoenix-1です。
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データ・カタログID: ドロップダウンからデータ・カタログIDを選択します。データ・カタログIDは、データ・カタログが属するアカウントのIDです。たとえば、catalog1です。
「オブジェクト・ストレージ用の別の資格証明を使用」は、選択した資格証明以外の別の資格証明を使用する場合に選択します。
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- 「次」をクリックして、「カタログの詳細」タブに進みます。
- 「カタログの詳細」タブで、次のフィールド値を指定します:
- カタログ名: カタログを参照するためにData Studioで使用する名前を入力します。たとえば、TEST_CATALOGです。
- カタログの説明: カタログの説明を入力します。
- 「作成」をクリックして、OCIデータ・カタログをカタログとしてマウントします。
OCIデータ・カタログに新しいカタログを正常にマウントすると、カタログ・エクスプローラでカタログを選択し、その中のデータを検索できます。