集計データについて
プロジェクトに大量のデータが含まれている場合がよくあります。ユーザーはこのデータを再編成およびグループ化して、ステータス・レポート用に小計および合計を取得することを予定しています。小さな変更のたびにデータを何度も再計算する必要がある場合、パフォーマンスの問題が必然的に発生します。これらの課題を解決し、小計および合計を表す正確な集計値を取得するために、Webサマライザを使用してプロジェクトが集計されます。Webサマライザにより、集計データおよび集計表データが作成されます。集計データは、列の合計の集計値を保存するために、新規集計レコードが作成されることを意味します。集計表データは、各配分期間の新規サブサマリーまたは集計表レコードが、その期間の個々の値のみを使用して作成されることを意味します。
例: 複数のリソースにわたるリソース割当を表示し、プロジェクトおよびWBS別に小計を準備する場合があります。選択したプロジェクトを集計することにより、データベースは、リソース別、プロジェクト別、WBS別および期間別のすべてのコストおよび工数フィールドの小計を表示するために必要な計算を実行します。
P6およびP6 Professionalの一部の機能は、複数のレコードにわたるエンタープライズ・サマリー・データまたはプロジェクト・データ計算を使用するため、集計データの作成に依存します。エンタープライズ・レコードが現行であることを確認するには、プロジェクトを集計する必要があります。集計は、最終更新以降に入力された新しい情報でレコードを更新する一連の計算を実行します。集計データ・テーブルはデータを一時的に保存および共有します。
プロジェクトが集計されると、予定サービスによって次のエンティティに対する集計データが作成されます:
- 指定したプロジェクトのすべてのプロジェクト・データ。これには、EPSページのテーブルの列に表示されるすべてのデータが含まれます。
- 合計を含む各財務期間または週/月のプロジェクト・データおよびWBSデータ。
- プロジェクト別のリソースおよびロール、およびすべてのプロジェクトの合計(エンタープライズ・リソース・サマリー)。
EPS要素が集計されると、予定サービスによって次のエンティティに対する集計データが作成されます:
- 指定したEPSノード内のすべてのプロジェクトのすべてのプロジェクト集計データを表すEPSサマリー・レコード。
注意: ポートフォリオ「キャパシティ計画」は集計データを使用します。この機能を使用している場合、予定ジョブ・サービスを使用してポートフォリオ内のすべてのプロジェクトを集計する必要があります。
次のタイプのプロジェクトは集計されません:
- テンプレート
- ベースライン
- 要求されたプロジェクト
注意: P6 Professionalでチェックアウトされているプロジェクト、または別のユーザーによって排他的に開かれているプロジェクトは、「集計可」に設定されている場合でも集計できません。別のユーザーによって排他的に開かれているプロジェクトは、そのユーザーによってのみ集計できます。
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最終発行 2025年5月14日