リスク・エクスポージャ計算
次のフィールド定義と例を参照して、リスク・エクスポージャの計算方法を理解してください。
「エクスポージャ」フィールド
確率およびコスト影響に選択された値から計算された各リスク、対応アクションおよび対応計画の金額的な影響値。
リスク・エクスポージャは、バリュー・アット・リスク(VaR)としても知られますが、通常はリスク管理プロセスの分析および優先順位付けフェーズで使用されるデータを提供します。リスクのエクスポージャとそれに関連する対応計画の違いは、対応計画の有効性を示します。
確率中間値にコスト中間値を乗算して計算されます。中間値は、しきい値レンジの下限値と上限値を加算し、その合計を2で除算して計算されます。最大しきい値レンジのコスト中間値は、しきい値レンジの下限値と、下限値の2倍の値との中間値として計算されます。
注意: 「ほぼ影響なし」しきい値のコストおよび確率中間値は常に0です。
パーセント別のコスト影響を計算するプロジェクトについて、コストしきい値レンジは、パーセント・レンジの下限値および上限値にプロジェクトの計画合計コストを乗算することによって通貨に変換されます。その後これらの2つの通貨を使用してコスト中間値が計算されます。
例: 通貨レンジを使用したリスク・エクスポージャの計算
リスク・エクスポージャの例のテーブル: 値を使用した計算
アイテム | 詳細記述 |
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リスク・エクスポージャの計算: コスト中間点計算は、(45,000 + 90,000)を2で除算して67,500になります。 確率中間値計算は、(50% + 70%)を2で除算して60%になります。 リスクのエクスポージャは、67,500に60%を乗算して40,500になります。 | |
最大しきい値レンジのリスク・エクスポージャの計算: 最大しきい値レンジのコスト中間値は、しきい値レンジの下限値と、下限値の2倍の値との中間値として計算されます。 コスト中間値計算は、(300,000 + (300,000 * 2))を2で除算して450,000になります。 最大しきい値レンジの確率中間値は、しきい値レンジの下限値と100%との間の中間値として計算されます。 確率中間値計算は、(70% + 100%)を2で除算して85%になります。 リスクのエクスポージャは、450,000に85%を乗算して382,500になります。 | |
最小しきい値レンジのリスク・エクスポージャの計算: 最小しきい値レンジのコストおよび確率中間値は、0とレンジの上限値との間の中間値として計算されます。 コスト値は最大45,000であるため、中間値計算は(0 + 45,000)を2で除算して22,500になります。 確率中間値計算は、(50% + 70%)を2で除算して60%になります。 リスクのエクスポージャは、22,500に60%を乗算して13,500になります。 |
例: プロジェクトの計画合計コストのパーセントとしてのリスク・エクスポージャの計算
パーセントを使用したリスク・エクスポージャの計算例
アイテム | 詳細記述 |
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リスク・エクスポージャの計算: コスト・パーセントを通貨に変換するには、プロジェクトの計画合計コストにパーセント・レンジの下限値および上限値を乗算します。 下限値: 1% * 4,550,501で45,505になります。 上限値: 10% * 4,550,501で455,050になります。 コスト中間値計算は、45,505 + 455,050を2で除算して250,278になります。 確率中間値計算は、(50% + 70%)を2で除算して60%になります。 リスクのエクスポージャは、250,278に60%を乗算して150,168になります。 | |
最大しきい値レンジのリスク・エクスポージャの計算: コスト・パーセントを通貨に変換するには、プロジェクトの計画合計コストにパーセント・レンジの下限値および上限値を乗算します。 下限値: 40% * 4,550,501で1,820,200になります。 上限値: しきい値レンジの上限値のコスト中間値は、しきい値レンジの下限値と、下限値の2倍の値との中間値として計算されます。この例では、上限値は1,820,200に2を乗算して3,640,400になります。 コスト中間値計算は、(1,820,200 + 3,640,400)を2で除算して2,730,300になります。 最大しきい値レンジの確率中間値は、しきい値レンジの下限値と100%との間の中間値として計算されます。 確率中間値計算は、(70% + 100%)を2で除算して85%になります。 リスクのエクスポージャは、2,730,300に85%を乗算して2,320,755になります。 | |
最小しきい値レンジのリスク・エクスポージャの計算: コスト・パーセントを通貨に変換するには、プロジェクトの計画合計コストにパーセント・レンジの下限値および上限値を乗算します。 最小しきい値レンジのコストおよび確率中間値は、0とレンジの上限値との間の中間値として計算されます。 下限値: 下限値は0 * 4,550,501で0になります。 上限値: 1% * 4,550,501で45,505になります。 コスト中間値計算は、(0 + 45,505)を2で除算して22,752になります。 確率中間値計算は、(50% + 70%)を2で除算して60%になります。 リスクのエクスポージャは、22,752に60%を乗算して13,652になります。 |
最終発行 2024年7月2日