「ダッシュボード」ページの「スケジュール・パフォーマンス」ポートレット

概要

このポートレットでは、コストまたは労務工数について、現在と予測の両方のスケジュールのパフォーマンス・サマリー情報を表示します。正のパフォーマンス・スケジュール値はプロジェクトが計画より進んでいることを意味し、負の値はプロジェクトが計画より遅れていることを意味します。正のパフォーマンス・コスト値はプロジェクトが予算内であることを意味し、負の値はプロジェクトが予算を超過していることを意味します。ステータス・インジケータは、差異が許容範囲内かどうか、修正アクションが必要かどうかを、定義したしきい値に基づいて判断する際に役立ちます。

「スケジュール・パフォーマンス」ポートレットには、次の計算データが表示されます。データは、プリファレンスの選択に従って、コストまたは労務工数で計算および表示されます(「ヒント」を参照)。

画面要素

凡例

パフォーマンスしきい値インジケータのキー。これらの視覚的なインジケータを使用すると、定義したしきい値に基づいて値をすばやく調査できます。

「クリティカル」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオに重要な修正アクションが必要であることを示します。

「警告」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオは、注意が必要で、パフォーマンスが予想を下回っていることを示します。

「受入れ可能」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオのパフォーマンスが予想範囲内であることを示します。

「優秀」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオのパフォーマンスが予想を上回っていることを示します。

「現時点: スケジュール」フィールド

ベースライン・スケジュールと実際の現時点スケジュールの差異を計算することで、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。

この差異は、「これまでの進捗状況は?」という基本的な質問への対処に役立ちます。「4日早い」「進捗なし」「計画通り」「12日遅れ」など、簡潔に回答できます。

この値は、時間の単位と、ユーザーが定義できるパフォーマンスしきい値にマップされている便利な視覚的なインジケータで表されます。この値は、コストや労務工数に基づいて導出できるため、異なる結果となる場合があります。

計算式は、(ベースライン期間Xパフォーマンス完了率) - (ベースライン期間X計画時完了率)。ここで、パフォーマンス完了率アーンド・バリュー / 完了時予算計画時完了率計画値 / 完了時予算です。

「現時点: 労務工数」フィールド

実績労務工数と予定労務工数の差異を計算して、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。この値には、定義可能なパフォーマンスしきい値にマップされた、便利で視覚的なインジケータが付いています。

アーンド・バリュー労務工数から実績労務工数を減算して計算されます。

「現時点: コスト」フィールド

アーンド・バリューと実績コストの差異を計算して、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。

アーンド・バリュー・コストから実績コストを減算して計算されます。

「完了時予測: スケジュール」フィールド

見積スケジュールの完了時差異。

残終了日からベースライン終了日を減算して計算されます。

「完了時予測: 労務工数」フィールド

完了時見積労務工数。

完了時予算労務工数から完了時見積労務工数を減算して計算されます。

「完了時予測: コスト」フィールド

完了時見積コスト。

完了時予算から完了時見積を減算して計算されます。

ヒント

操作方法

  1. 「ダッシュボード」をクリックします。
  2. 「ダッシュボード」ページで、ダッシュボードを選択します。
  3. ダッシュボードで、「スケジュール・パフォーマンス」ポートレットを展開します。


最終発行 2024年7月2日