「ポートフォリオ」の「パフォーマンス・ステータス」ページ
概要
このページでは、選択したパフォーマンス・メトリックに基づいて、集計されたスケジュール、およびコストまたは労務工数データを表示します。現時点と予測のデータは、現在開いているポートフォリオに応じて、ハイ・レベル・グループ、プロジェクトおよびWBSレベルで示されます。EPS、ポートフォリオまたはプロジェクト・コードで編成されたリスト中の各エントリは、プロジェクト、コード、EPSノードまたはポートフォリオを表し、その中には識別アイコン、名前、および各セル値の視覚的なインジケータも含めた集計パフォーマンス・データが含まれています。
注意: このページの一部の値は、発行済データまたは集計データから計算されます。パブリッシャおよびサマライザ・サービスは、各プロジェクトのプリファレンスの「アーンド・バリュー算出に使用するベースライン」設定にかかわらず、アーンド・バリュー算出に常にプロジェクト・ベースラインを使用します。そのため、このページに表示されるアーンド・バリュー・データが、ライブ・データを使用するソフトウェアのエリアに表示される同じデータと異なる場合があります。詳細は、P6の集計、発行済およびライブ・データの使用を参照してください
画面要素
「戻る」リンク
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「スケジュール」リンク
スケジュールに関連したパフォーマンスに基づいてステータスが表示されます。
「EV(アーンド・バリュー)」リンク
アーンド・バリュー・メトリックに対するパフォーマンスに基づいてステータスを表示します。
「インデックス」リンク
CPI、SPIおよびTCPIに関連したパフォーマンスに基づいてステータスが表示されます。
「パフォーマンス・ステータス」凡例
視覚的なインジケータとその短い説明が表示されます。デフォルトでは、カスタマイズ可能なメトリックを表す4つのインジケータがあります。これらのインジケータは、ステータスをすばやく評価して、注意が必要なエリアを識別する際に役立ちます。
「クリティカル」
「警告」
「受入れ可能」
「優秀」
スケジュール:
「現時点: スケジュール」フィールド
ベースライン・スケジュールと実際の現時点スケジュールの差異を計算することで、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。
この差異は、「これまでの進捗状況は?」という基本的な質問への対処に役立ちます。「4日早い」、「進捗なし」、「計画通り」、「12日遅れ」など、簡潔に回答できます。
この値は、時間の単位と、ユーザーが定義できるパフォーマンスしきい値にマップされている便利な視覚的なインジケータで表されます。この値は、コストや労務工数に基づいて導出できるため、異なる結果となる場合があります。
計算式は、(ベースライン期間Xパフォーマンス完了率) - (ベースライン期間X計画時完了率)。ここで、パフォーマンス完了率はアーンド・バリュー / 完了時予算、計画時完了率は計画値 / 完了時予算です。
「現時点: 労務工数」フィールド
実績労務工数と予定労務工数の差異を計算して、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。この値には、定義可能なパフォーマンスしきい値にマップされた、便利で視覚的なインジケータが付いています。
アーンド・バリュー労務工数から実績労務工数を減算して計算されます。
「現時点: コスト」フィールド
アーンド・バリューと実績コストの差異を計算して、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。
アーンド・バリュー・コストから実績コストを減算して計算されます。
「完了時予測: スケジュール」フィールド
見積スケジュールの完了時差異。
残終了日からベースライン終了日を減算して計算されます。
「完了時予測: 労務工数」フィールド
完了時見積労務工数。
完了時予算労務工数から完了時見積労務工数を減算して計算されます。
「完了時予測: コスト」フィールド
完了時見積コスト。
完了時予算から完了時見積を減算して計算されます。
EV(アーンド・バリュー):
「現時点: スケジュール」フィールド
実績労務工数と予定労務工数または実績労務コストと予定労務コストの差異を計算して、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。
この差異は、「これまでの進捗状況は?」という基本的な質問への対処に役立ちます。「4日早い」、「進捗なし」、「計画通り」、「12日遅れ」など、簡潔に回答できます。
コストの場合は、アーンド・バリュー・コストから計画値コストを減算して計算されます。
労務工数の場合は、アーンド・バリュー労務工数から計画値労務工数を減算して計算されます。
「現時点: 労務工数」フィールド
実績労務工数と予定労務工数の差異を計算して、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。この値には、定義可能なパフォーマンスしきい値にマップされた、便利で視覚的なインジケータが付いています。
アーンド・バリュー労務工数から実績労務工数を減算して計算されます。
「現時点: コスト」フィールド
アーンド・バリューと実績コストの差異を計算して、プロジェクト・パフォーマンスを決定します。
アーンド・バリュー・コストから実績コストを減算して計算されます。
「完了時予測: スケジュール」フィールド
見積スケジュールの完了時差異。
コストの場合は、完了時予算にスケジュール差異指数(SVI)を乗算して計算されます。SVIは、スケジュール差異を計画値コストで除算した値です。
労務工数の場合は、ベースライン(BL)労務工数にスケジュール差異指数(SVI)労務工数を乗算して計算されます。SVIは、スケジュール差異を計画値労務工数で除算した値です。
「完了時予測: 労務工数」フィールド
完了時見積労務工数。
ベースライン(BL)労務工数にコスト差異指数(CVI)労務工数を乗算して計算されます。CVIは、コスト差異をアーンド・バリュー労務工数で除算した値です。
「完了時予測: コスト」フィールド
完了時見積コスト。
完了時予算にコスト差異指数(CVI)を乗算して計算されます。CVIは、コスト差異をアーンド・バリュー・コストで除算した値です。
インデックス:
「SPI(スケジュール・パフォーマンス指数)」フィールド
スケジュールされた作業に対して、完了した作業の比率を示す指標。
スケジュール・パフォーマンス指数(SPI)は、アーンド・バリューと計画値がスケジュール内にあるかどうかを示します。SPI計算値にパフォーマンスしきい値を設定すると、修正アクションが必要かどうかを判断できます。
コストまたは数量のアーンド・バリューを、コストまたは数量の計画値で除算して計算されます。
差異(%)は、アーンド・バリューを計画値で除算して計算されます。
「CPI(コスト・パフォーマンス指数)」フィールド
実績コストに対して、完了した作業の値の比率を示す指標。
CPI(コスト・パフォーマンス指数)は、現時点までに使用された費用が予算を超過していないかどうかを示します。
「自分のプリファレンス」ページでCPI計算値にパフォーマンスしきい値を設定すると、修正アクションが必要かどうかを判断できます。
EV(アーンド・バリュー)コストを実績コストで除算して計算します。1未満の値は、実績コストが計画値を超えていることを示します。
「TCPI(残作業パフォーマンス指数)」フィールド
残存するプロジェクト作業の値を示す指標。
残作業パフォーマンス指数(TCPI)は、基本的に残資金に対する残作業の比率です。これは、完了時予算(BAC)、完了時見積(EAC)など認識されている事業目標を達成するために、残作業に対して実行する必要があるパフォーマンス・レベルを判断する際に役立ちます。
TCPI計算値にパフォーマンスしきい値を設定すると、視覚的なインジケータが表示され、修正アクションが必要かどうかを判断する際に役立ちます。
(BAC-アーンド・バリュー) / (EAC-実績工数または実績コスト)として計算されます。BACは、基本機器コスト+基本経費コスト+基本作業コスト+基本資材コストの値です。EACは、(実績機器コスト+実績経費コスト+実績作業コスト+実績資材コスト)+(残機器コスト+残経費コスト+残作業コスト+残資材コスト)の値です。実績コストは、実績機器コスト+実績経費コスト+実績作業コスト+実績資材コストの値です。
ページ: n / N
パフォーマンス・サマリーのページ番号と総ページ数。
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ヒント
- このページでは、「自分のプリファレンス」の「グローバル」タブで選択したオプションに基づいて、コストまたは労務工数でデータが計算および表示されます。
- 名前がハイパーリンクで表示される場合は、クリックして開くことができます。戻るには、「戻る」をクリックします。たとえば、ポートフォリオでプロジェクトをクリックして各WBSのステータスを表示し、次に親WBSをクリックして任意の子WBS要素のステータスを表示できます。
プロジェクト、プロジェクト・コード、またはWBSを展開している場合は、パフォーマンス・ステータス・テーブルの「アクティビティ」列に「表示」リンクが表示されます。「表示」をクリックして「アクティビティWBS」ダイアログ・ボックスを開き、個々のアクティビティのステータスを確認できます。アクティビティ・リンクをクリックして「アクティビティへリソース割当」ダイアログ・ボックスを開き、各割当の進捗を確認し、さらにEメールでリソースに連絡することもできます。
操作方法
- 次のいずれかの方法を使用して、「ポートフォリオ」セクションでポートフォリオを開きます。
- 「ポートフォリオ」をクリックして、最後に操作したポートフォリオを開きます。
- 「ポートフォリオ」
メニューをクリックして、最近使用したポートフォリオの1つを選択します。
- 「ポートフォリオ」
メニューをクリックして「ポートフォリオを開く」を選択し、ポートフォリオ・タイプ、EPSノードまたはプロジェクト・コードを使用して、プロジェクトのグループを選択します。
- 「ポートフォリオ」ナビゲーション・バーで、「パフォーマンス・ステータス」をクリックします。
最終発行 2025年5月14日