スケジュールのチェック
スケジュールのチェック・レポートは、開示中のプロジェクトのスケジュールを分析して、プロジェクトのヘルス・メトリックを査定できるようにします。各レポート・パラメータに独自のターゲット・パーセンテージを指定できます。
スケジュールのチェック・レポートは、潜在的な課題の警告サインを探します。
柔軟性の欠如と非効率性
スケジュールにおける柔軟性の欠如と非効率性は、プロジェクトの不要な超過を引き起こす可能性があります。
柔軟性の欠如は、非常に多くのアクティビティが制約されている場合、またはアクティビティがスケジュール・ロジックによって妥当な先行作業または後続作業にリンクされていない場合に発生します。
一部のアクティビティに非常に長い期間、ラグまたはフロートがある場合、スケジュールは非効率的である可能性があります。たとえば、あるアクティビティの期間が非常に長いと、後続作業の作業開始が不必要に妨げられる可能性があるのに対し、アクティビティを複数の短いアクティビティに分割すると、より多くの並行作業が可能になることがあります。関係に長いラグまたは大量のフロートがある場合は、アクティビティを別のアクティビティと結合したほうがスケジュールがより効率的になる場合があります。
次のチェックは、スケジュールの柔軟性の欠如と非効率性を特定するのに役立ちます。
- ロジック - アクティビティに先行/後続作業なし
- ハード制約 - アクティビティの移動を阻止する制約
- ソフト制約 - アクティビティの移動を阻止しない制約
- 大規模期間 - 残余期間がxを超えるアクティビティ
- 長いラグ - ラグ期間がxより長い関係
- 大規模フロート - 合計フロートがxを超えるアクティビティ
- 関係タイプ - 大部分の関係は終了-開始である必要があります
- ラグ - ラグ期間が正の関係
不正確性
スケジュールの正確性は、進捗が正確に報告され、コストが適切に割り当てられることに依存します。
次のチェックは、スケジュールの潜在的な不正確性を特定するのに役立ちます。
- 負のラグ - ラグ期間が0より少ない関係
- 無効な進捗日 - 進捗日が無効なアクティビティ
- リソース/コスト - 経費もリソースも割り当てられていないアクティビティ
遅延性
作業が遅れて実行されている場合は、スケジュールを調整することで訂正処理を実施できる可能性があります。あるいは、ステークホルダーの期待の管理が必要になる場合があります。
次のチェックは、スケジュールの遅延性を特定するのに役立ちます。
- 最遅アクティビティ - プロジェクト・ベースラインより後に終了するようスケジュールされたアクティビティ
- BEI - ベースライン実行指数
- 負のフロート - 合計フロートが0より少ないアクティビティ
最終発行 2024年7月2日