データのインポートおよびエクスポート - 将来期間バケット計画に関するFAQ
P6 Professional XERファイルを使用して、他のP6 Professionalユーザーと手動で入力されたバケット・データを交換できますか?
はい。P6 Professional XERファイルを使用して、手動で入力された将来期間バケットをインポートおよびエクスポートできます。
インポートに関する注意事項
以下のすべての条件が当てはまる場合、インポート・データを使用して更新するプロジェクトにおいて、手動で入力された将来期間バケットが失われます。
- インポートするXERファイルがP6 Professionalを使用して作成された。
- インポートするXERファイルに手動で入力された将来期間バケットが含まれていない。
- 「既存を更新」インポート・アクションを選択した。
- アクティビティのリソース割当を更新するよう選択した。
- 更新対象のプロジェクトに、手動で入力された将来期間バケットが含まれている。
他のすべての場合は、XERファイルをインポートしても、手動で入力された将来期間バケットがそのまま残ります。
P6 Professional XMLファイルを使用して、他のP6 Professionalユーザーと手動で入力されたバケット・データを交換できますか?
はい。P6 Professional XMLファイルにプロジェクトをエクスポートすると、手動で入力された将来期間バケットがそのファイルにエクスポートされます。
プロジェクトにP6 Professional XMLファイルをインポートする場合は、プロジェクトに割り当てられた財務期間カレンダで定義された期間がインポート・ファイルの期間と一致するかぎり、現行プロジェクト内にある手動で入力された将来期間バケットすべてが保持されます。
Oracle Contractorと手動で入力されたバケット・データを交換できますか?
Oracle Contractor 6.1以降のユーザーは、Contractor 6.1 XERファイルを使用して、P6 Professionalと手動で入力されたバケット・データを交換できます。ただし、手動で入力された将来期間バケットはOracle Contractor 5.0以前のバージョンではサポートされていません。
手動で入力されたバケット・データを持つプロジェクトをContractor 5.0 XERにエクスポートすると、手動で入力された将来期間バケットがXERファイルにエクスポートされますが、Contractor (バージョン5.0以前)へはインポートされません。Contractor 5.0 XERを、手動で入力された将来期間バケットを持つP6 Professionalプロジェクトにインポートする場合は、手動で入力された将来期間バケットはそのまま維持されます。
Microsoft Projectと手動で入力されたバケット・データを交換できますか?
はい。MSP XML形式を使用して、手動で入力された将来期間バケットを2003、2007および2010にインポートおよびエクスポートできます。Microsoftがサポートするインポートおよびエクスポートのファイル形式が変更されたことで、P6 ProfessionalではMPD、MPT、MPX、およびMDBの各ファイルがサポートされなくなりました。P6 Professionalは、時系列データの保存方法の関係により、MSP 98を使用したインポートおよびエクスポートをサポートしていません。MSP 2003以降を使用すると最も正確なインポート/エクスポート結果が得られます。
エクスポートに関する注意事項
MSPにプロジェクトをエクスポートする場合:
- 手動で入力された将来期間バケットは、輪郭カーブとしてMSPにインポートされます。
- MSPのタイムスケール単位の設定がP6 Professionalエクスポート・ファイルの設定(「ユーザー・プリファレンス」の「時間配布リソース計算の間隔」フィールドで指定)よりも小さい場合、手動で入力された将来期間バケットは、MSPの小さい方のタイムスケールで線形に配分されます。MSPのタイムスケール設定を変更してP6 Professionalのタイムスケール設定に合せると、バケットが適切な値で表示されます。
- MSPでは予測日付が使用されないため、予測日付を使用する時間配布データがP6 Professionalのエクスポート・ファイルに含まれている場合(「ユーザー・プリファレンス」、「リソース分析」タブで指定)、手動で入力された将来期間バケットを持つ割当は、MSPでは線形に配分されます。
- 中断日および再開日を持つアクティビティに対して手動で計画された割当については、MSPでは中断日および再開日が考慮され、それに従って「ベースライン作業」フィールドで予算/計画工数の値が配分されます。ただし、P6 Professionalの実績工数および残(最早)工数が、MSPでは「実績作業」フィールドに結合されるため、アクティビティの中断日および再開日の位置に応じて、実績および残の値が中断日または計算日までしかMSPでは考慮されません。中断日と再開日の両方が計算日よりも前の場合、MSPでは「実績作業」が計算日まで配分されます。中断日のみが計算日よりも前の場合、MSPでは「実績作業」が中断日まで配分されます。
- 手動で入力された将来期間割当値を含むWBSサマリ・アクティビティはMSPにエクスポートされますが、手動で入力された将来期間値はエクスポートされません。MSPでは、WBSサマリ・アクティビティに対する割当の総計画工数値および残工数値は、割当の期間全体に線形に配分されます。
インポートに関する注意事項
MSPからプロジェクトをインポートする場合:
- MSPの中断日および再開日は、P6 Professionalへのインポート時には考慮されません。中断日および再開日が設定されているアクティビティを含むMSPプロジェクトをインポートすると、中断期間のバケット値が0(ゼロ)として割当にインポートされます。
- MPXファイル形式では時系列データがサポートされないため、手動で入力された将来期間バケットがサポートされません。MPXファイルをインポートする際、インポート・アクションとして「既存の置換」を選択すると、置換するプロジェクトに手動で入力された将来期間バケットが含まれている場合、手動で入力されたすべてのバケットが削除されます。
最終発行 2024年7月2日