将来期間バケット計画レイアウトの作成
「リソース割当」および「アクティビティ」ウィンドウで、どのタイプのレイアウトでも将来期間のリソース/ロール割当を予算/計画できます。このトピックでは、将来期間バケットの計画に使用するレイアウトの作成時に実行するように選択できる手順について説明します。将来期間バケット計画レイアウトを作成する場合、将来使用できるようにレイアウトを保存する必要があります。
1.編集可能な将来期間バケット計画フィールドの表示
「リソース稼働集計表」の「予算/計画工数」および「残(最早)工数」フィールドで、将来期間の予算/計画値および残存値を入力できます。これらのフィールドを表示するには、「表示オプション」バーをクリックし、「集計表フィールド」、「カスタマイズ」を選択します。「予算/計画工数」および「残最早工数」フィールドを「選択オプション」リストに移動し、それ以外のすべてのフィールドを「選択オプション」リストから除去することもできます。「適用」、「OK」をクリックします。
ヒント
- 割当に対して計画された作業(予算/計画工数)と実際に行われた作業(実績工数)を比較するために、さらに「実績工数」フィールドも表示できます。割当が進行中になった後は、計画どおりに作業が実行されていない場合、必要に応じて「残(最早)工数」を調整できます。あるいは、割当の残作業を再見積する場合、割当の予算/計画工数を調整することができます。
- 手動で計画した割当に関連するコストを調べるには、「予算/計画コスト」フィールドおよび「実績コスト」フィールドを表示します。
2.「カーブ」、「予算/計画工数」、および「残(最早)工数」の各列を表示する
割当の将来期間バケットの値を手動で入力すると、その割当に関連付けられている「カーブ」列に「手動」という値が自動的に入力されます。「カーブ」列を表示することにより、割当済のリソース・カーブ(手動で定義されたカーブ)がある割当を特定できます。
総予算/計画工数または残(最早)工数の値が定義されていない割当の場合、「予算/計画工数」および「残(最早)工数」の各列を表示すると便利です。この2つの列を表示すると、割当の総計画工数または残工数を入力または編集して、それらを割当の計画期間全体に均等に配分し、その後で必要に応じて手動で将来期間分布を変更することができます。
それらの列を表示するには、「レイアウト・オプション」バーをクリックし、「列」、「カスタマイズ」を選択します。「カーブ」列、「予算/計画工数」列、および「残(最早)工数」列を「選択オプション」リストに移動してから、残りの列を変更します。「適用」、「OK」をクリックします。
3.計画期間を反映するようタイムスケールを調整する
将来のリソース分布を計画する計画期間を反映するよう「リソース稼働集計表」でタイムスケールを調整します。たとえば、日単位のバケットで作業を計画する場合、タイムスケールを「週/日」に調整し、時間単位の計画工数の値を入力します。
注意
- 報告期間ごとの過去期間実績をトラッキングし、手動で計画された将来期間値に対するパフォーマンスをレポートする場合、報告期間タイムスケールの単位で将来期間の計画値を入力する必要があります。あらかじめ定義されている財務期間を反映するようタイムスケールを調整できます。たとえば、プロジェクトに週単位の財務期間を使用する財務期間カレンダが割り当てられている場合は、タイムスケールを「週/財務期間」に設定します。
4.データを論理的にグループ化およびソートする
リソース/ロール、リソース/ロールが割り当てられているアクティビティ、およびアクティビティが関連付けられているプロジェクト(異なるプロジェクト内に同じ名前のアクティビティがある場合があるため)を簡単に特定できるようにデータをグループ化およびソートします。たとえば、「リソース稼働集計表」をプロジェクトおよびリソースごとにグループ化およびソートできます。
5.手動で計画しないアクティビティをフィルタで除外する
すでに開始されているプロジェクトの将来期間のリソース分布を計画する際、実績期間がないアクティビティやプロジェクト計画開始日が現在の日付または計算日よりも後のアクティビティなど、計画するアクティビティのみが表示されるように、フィルタの適用について選択できます。
もしくは、プロジェクトがすでに開始されていて、進行中のアクティビティの残工数を更新したい場合は、実績開始日を持つが実績終了日を持たないアクティビティのみ表示されるようフィルタを適用できます。
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「アクティビティ」または「リソース割当」ウィンドウでのレイアウトの保存
最終発行 2024年7月2日