EPSの概要
エンタープライズ・プロジェクト・ストラクチャ(EPS)は、プロジェクトのデータベースの階層構造を形成します。各EPSノード(またはフォルダ)は、複数のレベルに分割して、組織内で実施する必要がある作業を表すことができます。レベルの数およびその構造は、プロジェクトのスコープおよびデータの集計方法によって異なります。
EPSを使用して、以下のことが行えます。
- トップダウンの予算策定とリソースおよびコスト分析の実行
- ワーク・ブレークダウン・ストラクチャと組織ブレークダウン・ストラクチャの1つの共通ストラクチャへの編成
- 組織の最上位レベルのプロジェクトから、特定のプロジェクト・タスクを実行する個々のプロジェクトまでの複数プロジェクトの管理
- 柔軟なレポート作成のためのコーディング規約の実装
- 企業全体での適切なセキュリティ管理
企業内のプロジェクトはすべてEPS階層構造(プロジェクト構造のグラフィカル表示)に存在します。
P6 ProfessionalがP6 EPPMデータベースに接続されている場合、P6 ProfessionalまたはP6を使用してEPSを定義できます。
企業のEPSのレベル数と構造は、プロジェクトのスコープおよびデータの集計方法によって異なります。1つまたは複数の最上位ノードと、WBSのレベルとEPSのレベルを合わせて50個まで定義できます。また、企業の経営幹部やプロジェクト・マネージャによって示された作業を完了するために必要な数のプロジェクトを定義できます。
企業のEPSを定義する前に、コード、カレンダ、その他の企業全体の標準など、企業の構造とプロシージャについて熟知しておく必要があります。EPS階層構造の定義の完了後、情報、アクティビティおよびリソースを追加して、プロジェクトの展開を開始できます。
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最終発行 2024年7月2日