リソースの平準化
リソース平準化は、プロジェクトのアクティビティを計画に従って実行するのに十分なリソースを確保するためのプロセスです。リソース平準化では、リソース要求が満たされた場合のみアクティビティが発生するようにスケジュールされます。これを満たすためには、リソース使用のかち合いを解決するために、タスクを遅らせる場合があります。
通常、プロジェクトの前方パスにおいて平準化を行います。それにより、タスクを実行するのに十分なリソースが使用できる最も早い日付が決定され、アクティビティがスケジュールされます。
前方平準化によってプロジェクトの最早終了日が遅らされた場合、「リソース平準化」ダイアログ・ボックスで、スケジュール計算された最早日/最遅日を保存するためのチェックボックスをオフにしない限り、最遅日は変更されません。この場合、後方パスで最遅日が再計算されます。
プロジェクトが平準化された後、複数のリソース・ドリブン・クリティカル・パスを計算して、クリティカル・パスに影響を与えるリソース割当を識別することもできます。この計算は、選択したアクティビティで開始し、クリティカル・パスを逆にたどってリソース・ドリブン・クリティカル度を決定します。
ヒント
- リソース平準化では、1つの方法でリソースのかち合いを解決しますが、アクティビティ関係を変更したり、リソースを再割当するなど、別の解決方法を使用することもできます。
注意
- リソースが与えられた期間で遂行可能な作業の最大数量は、「リソース詳細」ウィンドウの「工数と単価」タブにあるリソースの「最大単位工数」で定義されます。
- プロジェクトが開かれていない場合、平準化は行えません。
- 平準化ではリソース・カーブは使用されませんが、手動で入力された将来期間の値は考慮されます。
- リソース平準化の際に複数のプロジェクトが開いている場合は、平準化時に使用するプロジェクト設定を選択する必要があります。
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最終発行 2024年7月2日