「インポート設定の変更」ダイアログ・ボックス
インポート・ファイルと更新するプロジェクトの両方に同じデータが存在する場合、データのインポート時に実行するアクションを、「インポート設定の変更」ダイアログ・ボックスを使用して選択できます。
「データ・タイプ」:インポート・ファイルとの照合の影響を受けるプロジェクトの要素を表示します。「グローバル」、「プロジェクト」、「アクティビティ」の3つのデータ・タイプがあります。
- グローバル・データ・タイプのデータは、エンタープライズ・レベルで定義されたデータであり、組織内のすべてのプロジェクトで利用できます。たとえば、リソースやロールなどがグローバル・データ・タイプに該当します。
- プロジェクト・データ・タイプのデータは、プロジェクト・レベルで定義されたデータであり、そのプロジェクトでのみ利用できます。たとえば、ドキュメント、WBSおよび外部関係などがプロジェクト・データ・タイプに該当します。
- アクティビティ・データ・タイプのデータは、アクティビティ・レベルで定義されたデータであり、そのアクティビティでのみ利用できます。たとえば、アクティビティ関係やリソース割当などがアクティビティ・データ・タイプに該当します。
注意:XMLファイルのインポート時にはアクティビティ・データ・タイプは使用できません。アクティビティ関連のデータは、プロジェクト・データ・タイプの下に表示されます。
「アクション」:次の表に従って、各データ・タイプをインポートするときに使用する方法を選択します。
アクション | P6 ProfessionalデータベースまたはP6 EPPMデータベースにレコードが存在する場合の結果 | P6 ProfessionalデータベースまたはP6 EPPMデータベースにレコードが存在しない場合の結果 | |
インポートしない | レコードはインポートされない。レコードはインポートされず、既存のレコードは変更されない。 | レコードはインポートされない。 | |
新規挿入 | インポートされたレコードの関連データが新規レコードにコピーされ、データベースに追加される。P6 ProfessionalデータベースまたはP6 EPPMデータベース内の既存レコードは変更されない。 | レコードとその関連データがデータベースに追加される。 | |
既存の保持 | 既存プロジェクトを更新する場合、レコードまたはデータは変更されない。 既存プロジェクトに追加する場合、インポートされたレコードの関連データが新規レコードにコピーされ、データベースに追加される。P6 ProfessionalデータベースまたはP6 EPPMデータベース内の既存レコードは変更されない。 | 既存プロジェクトを更新または既存プロジェクトに追加する場合、レコードとその関連データがデータベースに追加される。 | |
既存を更新 | 既存プロジェクトを更新する場合、レコードIDに関連付けられているデータが更新される。 既存プロジェクトに追加する場合、レコードとその関連データがデータベースに追加される。 | 既存プロジェクトを更新または既存プロジェクトに追加する場合、レコードとその関連データがデータベースに追加される。 |
「削除」:更新対象のプロジェクトに存在し、インポート・ファイルに含まれていないデータを除去する場合は、データ・タイプのとなりにあるこのチェック・ボックスを選択します。たとえば、更新対象のプロジェクトに、いくつかのしきい値が定義されていて、それらがインポート・ファイルに含まれていない場合は、「削除」列でこのチェック・ボックスを選択すると、更新対象のプロジェクトからしきい値を除去できます。
注意
- リソース・セキュリティが有効になっている場合、リソースまたはアクティビティ・リソース割当のインポート時に制約が適用されます。
- 「削除」フィールドは、外部プロジェクトとの関係、しきい値、アクティビティ、アクティビティ関係、アクティビティ・リソース割当のみに適用されます。グローバル・データ・タイプは、この設定に影響されません。
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最終発行 2024年7月2日