「アクティビティID番号の付け直し」ダイアログ・ボックス
「アクティビティID番号の付け直し」ダイアログ・ボックスでは、現行プロジェクトの選択したアクティビティID番号を付け直す方法と、必要に応じて該当プロジェクトに適用可能なすべてのベースラインの同じアクティビティID番号を付け直す方法を指定します。選択したアクティビティ番号は、指定した値に基づいて付け直すことができます。
「選択アクティビティを基にアクティビティIDを増分」:選択すると、指定した増分値を使用してアクティビティIDが増分されます。たとえば、アクティビティIDのAB100、AB130、AB150、AB160、AB180を選択するとします。「増分値」テキスト・フィールドに100を入力した場合、選択したアクティビティID番号は、AB200、AB230、AB250、AB260、AB280になります。
注意:
- 「選択アクティビティを基にアクティビティIDを増分」では、選択したアクティビティID番号を大きい順から小さい順に付け直します。したがって、上記の例の場合、まずアクティビティID AB180がAB280になり、次にAB160がAB260になるといった具合です。選択したアクティビティID番号が、すでに存在するアクティビティID(選択したアクティビティIDを除く)になることがP6 Professionalで検出された場合、「重複」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスで別のアクティビティIDを入力します。
「自動付番」:選択すると、指定した基準に従ってアクティビティIDが再付番されます。たとえば、アクティビティIDのAB100、AB130、AB150、AB160、AB180を選択するとします。「プレフィックス」テキスト・フィールドにABを入力して「サフィックス」テキスト・フィールドに100を入力し、「増分値」テキスト・フィールドに10を入力した場合、選択したアクティビティID番号は、AB100、AB110、AB120、AB130、AB140になります。
注意:
- 「自動付番」は、選択したアクティビティID番号を、アクティビティ・テーブルのアクティビティのソート順に基づき付け直します。ソート順での最初のアクティビティ番号の付け直しは、「プレフィックス」および「サフィックス」テキスト・フィールドに入力した値を使用して行われます。選択した残りのアクティビティID番号の付け直しは、同じサフィックスとプレフィックスを使用して行われ、これらの番号は「増分値」テキスト・フィールドに入力した値を使用して増分します。選択したアクティビティID番号が、すでに存在するアクティビティID(選択したアクティビティIDを除く)になることがP6 Professionalで検出された場合、「重複」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスで別のアクティビティIDを入力します。
「開始文字を置換」:選択すると、選択したアクティビティIDの先頭文字が、「置換」テキスト・フィールドに指定した文字で置換されます。「文字数」テキスト・フィールドに、置換する開始文字数を入力します。たとえば、アクティビティIDのAB100、AB130、AB150、AB160、AB180を選択するとします。「文字数」テキスト・フィールドに3を入力し、「置換」テキスト・フィールドにCD5を入力すると、選択したアクティビティID番号はCD500、CD530、CD550、CD560、CD580になります。
注意:
- 選択したアクティビティID番号が、すでに存在するアクティビティID(選択したアクティビティIDを除く)になることがP6 Professionalで検出された場合、「重複」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスで別のアクティビティIDを入力します。
「ベースラインの選択したアクティビティ番号の付け直し」:オンにすると、該当プロジェクトに適用可能なすべてのベースラインで選択したアクティビティID番号の付け直しが行われます。(P6 Professionalでは、重複したアクティビティIDが作成されるベースラインのアクティビティ番号の付け直しは行いません)。このチェックボックスをオフにすると、番号の付け直しが行われるすべてのアクティビティはベースラインとの接続が解除され、新しいアクティビティとして処理されます。
このチェックボックスがオンの場合、P6 Professionalは重複したアクティビティIDが作成されるベースラインを検索します。検索で何も見つからない場合、現行プロジェクトとその関連ベースラインの番号の付け直しが行われ、ベースラインの番号の付け直しは、元に戻すことができずデータベースに対して確定されます。重複したアクティビティIDが作成されるベースラインをP6 Professionalが特定すると、P6 Professionalはこれらのベースラインをリストして、番号の付け直しを続行するかどうかについて「はい」か「いいえ」の選択肢を(「ベースラインの重複」ダイアログ・ボックスで)表示します。
注意:
- プロジェクトにベースラインが存在しない場合、このチェックボックスは無効です。
- 「ベースラインの選択したアクティビティのID番号の付け直し」チェックボックスをオンにしない場合、その後ベースラインを更新して新しいアクティビティIDを反映できますが、以下の点に注意する必要があります。番号を付け直したアクティビティは、更新ベースライン・ツールによって新規アクティビティとして処理されるため、「ベースラインの更新」ダイアログ・ボックスの「新規アクティビティおよびアクティビティ・データ(実績以外)の追加」および「現行プロジェクトに存在しないアクティビティをベースラインから削除」オプションを選択して、番号の付け直しが行われた新規アクティビティをベースラインに追加したり、元のアクティビティを除外したりする必要があります。この操作を行うと、ベースラインは番号の付け直しが行われたアクティビティで更新されますが、そのアクティビティには元のアクティビティ・データではなくベースラインの現行データがあります。
最終発行 2024年7月2日