「設定」タブ - 「プロジェクト詳細」

このタブでは、プロジェクトの集計情報とプロジェクト・レベルの設定を表示および指定することができます。「設定」タブにあるフィールドは、集計サービスを使用して定期的または必要なときに集計を計算する場合に、P6 ProfessionalでのEPSノードまたはプロジェクトのデータの集計方法を指定します。「設定」タブには、会計年度の開始月、WBS階層構造のコード・フィールドの区切文字、およびクリティカル・アクティビティの設定も含まれています。

集計データ

「集計データのみ」(P6 Professionalのみ): P6 Professionalで、プロジェクトの(個々のアクティビティでなく)集計データのみを管理する場合にこのチェックボックスをオンにします。これにより、組織はP6 Professionalデータベースの外部でプロジェクトの集計レベルのデータを管理し、P6 Professionalの「集計」サービスでMicrosoft Project .MPD形式の外部ファイルのデータを集計し、そのデータをP6 Professionalデータベースにインポートして集計レベルでトラッキングとレポートを行うことができます。

「最終集計日」: 最後にデータが集計された日付が表示される編集不可の日付フィールド。

「WBSレベルで集計」:データベースに保存する最大のWBSサマリー・レベル。

発行

「発行可」: P6でこのプロジェクトのデータを発行する場合は、このチェック・ボックスを選択します。

発行されたデータは、P6で実行されるレポートに使用され、P6の特定のページで工数配分とコスト配分および計算データの生成に使用されます。

「発行優先度」: このフィールドを使用して、複数のプロジェクトがサービス・キューに同時に提出された場合、あるプロジェクトがその他のプロジェクトに対して持つ相対的重要度を調整します。P6によって優先度1のプロジェクトがキューに追加され、次いで2、そして3、その後100まで追加されます。デフォルトの優先順位は50です。

「最終発行日」: このプロジェクトのデータが最後に発行された時間を表示する編集不可の日付フィールド。

「次に基づいてリソースおよびロールのデータを発行」:

「ハイ・レベル・リソース計画」: 発行されたデータを使用してP6のすべてのページに、「リソース」セクションの「計画」ページで構成された確定済の割当に関連付けられているデータを表示する場合に選択します。

「アクティビティ・リソース割当詳細」: 発行されたデータを使用してP6のすべてのページに、アクティビティ・レベルで行われた割当に関連付けられているデータを表示する場合に選択します。

プロジェクト設定

「WBSツリー用コード・フィールド区切り文字」:階層レベルを示すためにワーク・ブレークダウン・ストラクチャ要素のコードを区切る文字。新しい文字を入力できます。

「会計年度の開始月」:プロジェクトの会計年度が始まる月。新しい月を選択できます。

「アーンド・バリュー算出のベースライン」:プロジェクト・ベース・ラインまたはベースライン1(「ベースラインの割当」ダイアログ・ボックスで定義されている)を使用してアーンド・バリューを計算するときに選択します。

クリティカル・アクティビティ

クリティカル・アクティビティの定義

「合計フロートが次以下」:合計フロートに基づいてクリティカル・アクティビティを識別するときに選択します。アクティビティが「クリティカル」になるまでの最大フロート時間を指定します。新しい数値と時間単位を入力できます。

「最長パス」:プロジェクト・ネットワークの最長パスを基準にクリティカル・アクティビティを特定する場合に「最長パス」を選択します。

プロジェクトに複数のカレンダを使用する場合、プロジェクトの最長パスを基準にクリティカル・アクティビティを定義すると、フロートを基準にクリティカル・アクティビティを表示する代替になります。P6 Professionalでは作業期間、休日、例外を含むカレンダ定義を基準にフロート計算を行うため、カレンダが複数あるプロジェクトでフロートを定義するのはより複雑になります。カレンダ割当により、フロート値は大きくてもプロジェクトの完了にとっては重要なアクティビティもあるため、フロートを使用してクリティカル・アクティビティを特定すると、誤った判断につながる可能性があります。

P6 Professionalでは、カレンダが複数あるプロジェクトの最長パスは、プロジェクトの最早終了日が最後に計算された最早終了日と等しいアクティビティを見つけることによって計算されます。P6 Professionalでは、これらのアクティビティのドライブ関係すべてが特定され、プロジェクト開始日に遡って追跡されます。



最終発行 2024年7月2日