5.1.1 グラフ要素変数
頂点およびエッジ・パターンの変数は、それぞれ頂点およびエッジの範囲に及んでいます。
たとえば、3つのグラフ要素変数を含む次のグラフ・パターンを考えてみます。
(v1)–[e]->(v2)
前述のグラフ・パターンでは、v1
およびv2
は2つの頂点パターン変数で、e
はエッジ・パターン変数です。
グラフ・パターン変数に次のルールを適用してください:
- 頂点とエッジの両方に同じ変数名を使用することはできません。
- 次に示すように、2つの異なる頂点パターンで同じ変数名を使用できます:
MATCH (a IS person) -> (a IS person)
前述の例では、頂点変数
a
が2つの頂点パターン((a IS person)
および(a IS person)
)で使用されています。これは、同じ頂点変数を宣言する2つの頂点パターンが同じ頂点にバインドする必要があることを意味します。したがって、頂点変数は一意の頂点にバインドされますが、頂点パターンが同じグラフ・パターンで複数回出現する可能性があります。 - 2つの異なるエッジ・パターンで同じ変数名を使用できます。
- 匿名(つまり省略)の頂点およびエッジ変数がサポートされています。例5-8を参照してください。
親トピック: グラフ・パターンについて