6.7 キー・タイプの制限
全部または一部のSQLプロパティ・グラフをグラフ・サーバー(PGX)のメモリーにロードする際の頂点およびエッジ・キーの制限について学習します。
SQLプロパティ・グラフ全体をメモリーにロードする場合、次のことが適用されます。
- 頂点キーには、アクセス可能タイプとサポート対象タイプの両方が必須です。
頂点の場合、キーは、
INTEGER
、LONG
またはSTRING
のいずれかの(PGX)タイプである必要があります。 - コンポジット頂点キーはサポートされていません。これは、各頂点表に含められるキー列は1つのみであることを意味します。
- エッジ・キーのロードはオプションです。つまり、エッジ・キー・タイプがサポートされていなくても、
readGraphByName
APIを使用してSQLグラフをロードできます。このような場合、グラフ・サーバー(PGX)はエッジ・キーをロードしませんが、かわりに新しいキーを生成します。エッジの場合、キーは数値のみ、サポートされるタイプは
LONG
のみです。 - コンポジットエッジ・キーはサポートされていません。
ただし、SQLプロパティ・グラフからサブグラフをロードする場合、頂点とエッジ・キーの両方がサポート対象のPGXタイプである必要があります。(キーが欠落しているか、コンポジット・キーであるか、サポート対象外のタイプであるため)キーをロードできない1つ以上のエッジ表がグラフにある場合、グラフ・サーバー(PGX)にサブグラフをロードできません。
ほとんどの場合、この制限は、既存のキーではなく生成された数値キーを使用して回避できます。例については、サポートされていないキー・タイプのSQLプロパティ・グラフのロードを参照してください。