5.11 プロパティ・タイプを決定するためのタイプ互換性ルール

論理和互換の共有プロパティ名を使用する場合、プロパティ・タイプは特定のタイプ互換性ルールによって決定されます。

次は、DDLの作成時および問合せコンパイル時に、論理和互換プロパティのプロパティ・タイプを決定するためのルールをまとめたものです:

  • 共有ラベルの同じプロパティによって公開される式が文字データである場合、プロパティのデータ型は次のように決まります:
    • すべての式のデータ型がCHARで長さが同じである場合、プロパティはその長さのデータ型CHARになります。式がすべてデータ型CHARで長さが異なる場合、プロパティ・タイプはVARCHAR2で、長さがより大きいCHAR型になります。
    • 任意またはすべての式のデータ型がVARCHAR2の場合、プロパティのデータ型はVARCHAR2になります。VARCHAR2の長さは、入力列の最大長サイズです。
  • 共有ラベルの同じプロパティによって公開される式が数値データである場合、プロパティのデータ型は数値の優先順位によって決まります:
    • プロパティによって公開される式のデータ型がBINARY DOUBLEの場合、プロパティのデータ型はBINARY DOUBLEになります。
    • プロパティを定義する式がデータ型BINARY DOUBLEではなく、式の型がBINARY FLOATである場合、プロパティのデータ型はBINARY FLOATです。
    • プロパティを定義するすべての式がNUMBERデータ型の場合、プロパティのデータ型はNUMBERになります。
  • 共有ラベルの同じプロパティによって公開される式が日付およびタイムスタンプ・データである場合、プロパティのデータ型は次のように決まります:
    • すべての式のデータ型がDATEの場合、プロパティのデータ型はDATEになります。
    • 任意またはすべての式のデータ型がTIMESTAMPの場合、プロパティのデータ型はTIMESTAMPになります。