ブロック・ボリューム・グループ
Block Volumeサービスを使用すると、複数のボリュームを1つのボリューム・グループにグループ化できます。
-
ブート・ボリューム: コンピュート・インスタンスのシステム・ディスク
-
ブロック・ボリューム: データ・ストレージ用のボリューム
ボリューム・グループを使用して、ボリューム・グループのバックアップおよびポイント・イン・タイムのクラッシュ・コンシステントのクローンを作成できます。
これにより、複数のコンピュート・インスタンスにまたがる複数のストレージ・ボリュームにわたる、実行中のエンタープライズ・アプリケーションの時間一貫性バックアップを作成するプロセスが簡略化されます。 その後、ボリューム・グループ・バックアップからボリューム・グループ全体をリストアできます。
ノート:
時間に一貫性があり、クラッシュ・コンシステントな方法でボリューム・グループ全体をクローニングすることもできます。 ボリューム・グループに関連付けられたすべてのボリュームを含む、ディスク間および完全に分離されたディープ・クローンが、数秒以内に使用可能になります。 このアクションにより、開発、品質保証、ユーザー承認テストおよびトラブルシューティングのための環境を作成するプロセスが高速になります。
この機能は、「コンピュートWeb UI」、CLIまたはAPIを使用して利用できます。
ボリューム・グループおよびボリューム・グループ・バックアップは、複数のボリュームをグループ化できるハイ・レベルな構造です。 ボリューム・グループおよびボリューム・グループ・バックアップを操作する場合は、次の点に注意してください:
-
ボリューム・グループに追加できるのは、ボリューム・ステータスが使用可能な場合のみです。
-
ボリューム・グループには最大32個のボリュームを追加できます。 集計されたブロック・ボリュームの最大サイズは100 TBです。
-
各ボリュームは1つのボリューム・グループにのみ存在できます。
-
ボリューム・グループをクローニングすると、新しいボリュームを含む新しいグループが作成されます。 たとえば、3つのボリュームを含むボリューム・グループをクローニングする場合、この操作の完了後、2つの別個のボリューム・グループと6つの異なるボリュームが存在し、ボリューム・グループ間では何も共有されていません。
-
CLIまたはAPIを使用してボリューム・グループを更新する場合、更新操作を使用するたびに、ボリューム・グループに含めるすべてのボリュームを指定する必要があります。 更新コールにボリュームIDを含めないと、そのボリュームはボリューム・グループから除去されます。
-
ボリューム・グループを削除しても、グループ内の個々のボリュームは削除されず、ボリューム・グループのみが削除されます。
-
ボリューム・グループの一部であるボリュームを削除する場合、削除する前に、まずボリューム・グループからそのボリュームを削除する必要があります。
-
ボリューム・グループ・バックアップを削除すると、ボリューム・グループ・バックアップ内のすべてのボリューム・バックアップが削除されます。