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ファイル・システム・クローン

クローンとは、既存のファイル・システムのスナップショットから作成される新しいファイル・システムのことです。 スナップショットは、特定の時点におけるファイル・システムのデータの状態を保持します。 ファイル・システムのスナップショットを定期的に取得する場合は、その存続期間中に複数のポイントに存在していたファイル・システムのクローンを作成できます。

クローニングされたファイル・システムは、他のファイル・システムと同様に管理されます。 「Oracle Private Cloud Applianceユーザーズ・ガイド」「ファイル・システム・ストレージ」を参照してください。

スナップショットは、クローンの初期ブループリントを提供します。 使用可能なスナップショットが少なくとも1つあるかぎり、親ファイル・システムのクローニングまたはクローンのクローニングが可能です。 作成時点では、クローンに含まれるデータはスナップショット内のデータと同じです。 作成後、クローンのデータ変更は元のファイル・システムに含まれません。 逆に、元のファイル・システムへのデータ変更はクローンに含まれません。 すべてのファイルシステムは、親ファイルシステム、クローン、クローンのいずれであるかに関係なく、相互に独立して動作します。

クローンは、クローンを作成しても親ファイル・システムからクローンにデータをレプリケートまたは移動しないため、領域と時間効率が高くなります。 かわりに、クローンは、共有するすべてのデータの親ファイル・システムを参照します。 クローンのクローンであるファイルシステムは、共有データの元の親ファイルシステムも参照します。

親ファイル・システム

親ファイルシステムは、1つ以上のクローンによって参照されるデータを含むファイルシステムです。 クローンを作成するときに、クローン・ディレクトリ階層およびファイル・データのブループリントとして使用するファイル・システム・スナップショットを指定する必要があります。 このスナップショットを含むファイルシステムはクローンの親です。 クローンは、共通で共有するすべてのデータの親ファイル・システムを引き続き参照します。

ソース・スナップショット

クローンを作成するためのブループリントとして使用されるスナップショット。 スナップショットは、ファイル・システムのポイント・イン・タイム参照です。 ファイル・システムのスナップショットは必要な数だけ作成できます。 親ファイル・システムは、その存続期間中に多くのポイントで使用可能なスナップショットを持つことができます。 ファイル・システムのクローンは、その時点でファイル・システムのスナップショットが作成されていれば、現在または過去に存在していた時点で作成できます。

ファイル・システム・クローン
クローンは、既存のファイル・システムのスナップショットに基づいて作成される新しいファイル・システムです。 クローンは、ファイル・システムのディレクトリ階層およびファイル・データを自動的に継承します。
コンパートメント、タグ、表示名、キー、マウント・ターゲットのエクスポート情報などのファイル・システム・プロパティは、親からコピーされません。 これらのプロパティは手動で指定する必要があります。 クローンにアクセスするには、そのクローンに対してエクスポートを作成し、他のファイル・システムと同じ方法でインスタンスにマウントします。
ツリーのクローン

クローン・ツリーは、すべて同じルート・ファイル・システムからの子孫であるクローンのグループです。 ルート・クローンと子孫クローンの間に推移的な関係があります。 クローン・ツリーのルートを削除するには、そのすべての子孫を最初に削除する必要があります。

この図では、B、C、D、E、F、Gはすべてクローンです。 A→B→C→D、A→B→E→F→Gはクローン・ツリーの一部。 ファイル・システムAはこのクローン・ツリーのルートであり、ファイル・システムBの親です。

ファイル・システムAからGを示す図。

ファイル・システム・リソースの削除

ファイル・システム

ファイル・システムが親ファイル・システムでない場合は、削除できます。 親ファイルシステムである場合は、最初にすべての子孫クローンを削除する必要があります。

スナップショット

親スナップショットは削除できません。 親でないスナップショットを削除できます。

クローン
親クローンは削除できません。 親ではないクローンを削除できます。