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オブジェクト・ネーミング・プレフィクスおよび階層

Object Storageネームスペース内で、バケットとオブジェクトはフラットな構造に存在します。 ただし、1つ以上のスラッシュ(/)を含むプレフィクス文字列をオブジェクト名に追加することで、ディレクトリ構造をシミュレートできます。 これにより、一度に1つのディレクトリをリストできます。これは、大量のオブジェクトをナビゲートする場合に役立ちます。

たとえば:

marathon/finish_line.jpg
marathon/participants/p_21.jpg

オブジェクト名にプレフィクスを追加すると、次のことができます:

  • OCI CLIまたは「コンピュートAPI」を使用して、階層の指定レベルのすべてのオブジェクトの一括ダウンロードおよび一括削除を実行します。

  • 「コンピュートWeb UI」を使用して、仮想フォルダ内のオブジェクトの階層ビューを表示します。 前述の例では、marathonfinish_line.jpgという名前のオブジェクトを含むフォルダとして表示され、participantsp_21.jpgという名前のオブジェクトを含むmarathonのサブフォルダになります。 オブジェクトを階層の任意のレベルに一括アップロードし、バケットまたはフォルダ内のすべてのオブジェクトを一括削除できます。

階層の指定レベルのバルク操作は、上のどのレベルのオブジェクトにも影響を与えません。

オブジェクトに名前を付けるときは、デリミタなしでプレフィクス文字列を使用することもできます。 デリミタでは、「コンピュートWeb UI」内の検索操作と、OCI CLIまたは「コンピュートAPI」内の特定のバルク操作がオブジェクト名のプレフィクス部分と一致することを許可しません。 たとえば、次のオブジェクト名では、文字列gloves_27_は、一括操作の実行時に照合の目的でプレフィクスとして機能します:

gloves_27_dark_green.jpg
gloves_27_light_blue.jpg	

UIを使用して一括アップロードを実行する場合は、アップロードするファイルの名前にプレフィクス文字列を追加できます。