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タグのデフォルト

タグのデフォルトを使用すると、特定のコンパートメントの作成時にすべてのリソースに自動的に適用されるタグを指定できます。 この機能を使用すると、リソースを作成するユーザーがタグ・ネームスペースにアクセスできる必要なく、リソースの作成時に適切なタグが適用されるようにできます。

タグのデフォルトを使用すると、テナンシ管理者は、ガバナンスおよびリソースの作成および管理が必要なユーザーに関連するユーザー間にセキュアな権限境界を作成できます。 タグのデフォルトは、特定のコンパートメントに対して定義されます。 デフォルト・タグは、子コンパートメントとその中に作成されたリソースにも適用されます。 「コンピュートWeb UI」では、「コンパートメント詳細」ページでタグのデフォルトを管理します。

コンパートメントのタグのデフォルトを作成または編集するには、次の権限の組合せが付与されている必要があります:

  • タグのデフォルトを追加するコンパートメントに対するmanage tag-defaultsアクセス

  • タグ・ネームスペースが存在するコンパートメントに対するuse tag-namespacesアクセス

  • テナンシのinspect tag-namespacesアクセス

タグのデフォルトにはタグ値が含まれている必要があります。 デフォルト値を使用する場合は、タグのデフォルトの一部として作成する必要があります。 この値はすべてのリソースに適用されます。 タグ変数の使用が許可されます。 ユーザーが適用した値が必須であると指定した場合、リソースを作成するユーザーは、リソースの作成時にタグの値を入力する必要があります。 ユーザーは、タグの値を入力せずにリソースを作成できません。

リソースの作成時とタグ・ネームスペースの使用の両方に適切な権限を持つユーザーが、リソースの作成時にタグのデフォルトをオーバーライドできます。 これらの権限を持つユーザーは、後でリソースの作成に適用されたデフォルト・タグを変更することもできます。

コンパートメントごとに最大5つのタグのデフォルトを定義できます。 タグのデフォルトがコンパートメントに作成されると、そのコンパートメントに作成された新しいリソースにデフォルト・タグが適用されます。 コンパートメントの以前の既存のリソースは、遡及的にタグ付けされていません。 タグのデフォルト値を変更しても、既存の出現箇所は更新されません。

タグのデフォルトをコンパートメントから削除しても、タグの既存のオカレンスはリソースから削除されません。 タグ・キー定義を削除しても、そのタグ・キー定義に基づく既存のタグのデフォルトはコンパートメントから削除されません。 コンパートメントのタグのデフォルトを削除するまで、コンパートメント当たり5つのタグのデフォルト制限に対してカウントされ続けます。

廃止されたタグは新規リソースに適用できません。 したがって、タグのデフォルトで指定されたタグ・ネームスペースまたはタグ・キーが廃止された場合、新しいリソースの作成時に廃止されたタグは適用されません。 ベスト・プラクティスとして、廃止されたタグを指定するタグのデフォルトを削除する必要があります。