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  1. パッチ適用ガイド
  2. パッチ適用のための環境の構成
  3. ローカルULNミラーの構成

ローカルULNミラーの構成

ULNミラーの目的は、パッチ適用に必要なパッケージにPrivate Cloud Applianceがアクセスできるように、Unbreakable Linux Network (ULN)からローカルにチャネルをレプリケートすることです。

  1. ローカルULNミラー・システムをyumサーバーとして設定し、必要なULNチャネルのレプリケーションを有効にします。 インストールされているオペレーティング・システムに対応する手順を参照してください。

    ノート:

    Oracle Linux 7ミラーとの一貫性を保つために、dnf reposyncコマンドではなく、Oracle Linux 8でuln-yum-mirrorを引き続き使用することをお薦めします。

    ミラー・サーバーのオペレーティング・システムを最新の状態に保つことをお勧めします。

  2. ミラーに約60GBのディスク領域をパッチ用に確保します。 別のボリュームを設定し、時間の経過とともにこの容量を増やす必要がある可能性があるため、簡単に拡張できるファイル・システムを使用します。

    ベスト・プラクティスは、Oracle Private Cloud Appliance ULNチャネルを他のULNチャネルから分離することです。 これにより、膨大な量の未使用パッケージをダウンロードするリスクが排除され、さらに多くの時間がかかります。

  3. ローカル・ミラーのホスト名をローカルDNSに登録します。

    Oracle Private Cloud Applianceでアップストリーム・ミラーを構成するには、完全修飾ドメイン名が必要です。IPアドレスは受け入れられません。

  4. 使用しているオペレーティング・システムに適切なバージョンのuln-yum-mirrorがインストールされていることを確認します。

    • Oracle Linux 8: バージョン0.4.0-5.el8以降 

      # yum --disablerepo=* --enablerepo=ol8_addons install uln-yum-mirror

    • Oracle Linux 7: バージョン0.3.0-10.el7以降 

      # yum --disablerepo=* --enablerepo=ol7_addons install uln-yum-mirror

  5. /etc/sysconfig/uln-yum-mirror構成ファイルを変更して、ULNミラー構成を更新します。

    • 使用可能なすべてのパッケージのすべてのバージョンをミラー化する必要があることを指定します。 ALL_PKGS=1を設定します。

    • ミラーがULNと自動的に同期されないようにします。 CRON_ENABLED=0を設定します。 ミラーは手動で同期する必要があります。

  6. MySQLパッケージの更新を有効にします。

    これらのパッケージは、異なるGPGキーで署名されています。 ULNミラーでは、パッケージのシグネチャを検証し、パッケージをローカル・ミラー・リポジトリ(pca302_x86_64_mn)にダウンロードするために公開キーが必要です。

    1. https://repo.mysql.com/RPM-GPG-KEY-mysql-2022からMySQL GPGキーをダウンロードします。

    2. GPGキーをインポートします。

      # rpm --import RPM-GPG-KEY-mysql-2022

    ノート:

    詳細は、「Oracle Private Cloud Applianceリリース・ノート」を参照してください。 既知の問題「MySQL Clusterデータベースにパッチを適用できるパッケージがありません」を参照してください。 また、MySQLキーがまだない既存のULNミラー構成を更新するステップも含まれています。