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ヘルス・チェック

ロード・バランサ(LB)バックエンド・セットのヘルス・チェックは、LBバックエンド・サーバーの可用性を確認するテストです。 ヘルス・チェックは、リクエストまたは接続試行です。 LBは、構成された時間間隔に基づいてヘルス・チェック・ポリシーを適用し、バックエンド・サーバー・セットをモニターします。 サーバーがヘルス・チェックに失敗すると、LBは一時的にそのサーバーをバランシング・ローテーションから除外します。 後でサーバーが後続のヘルス・チェックを通過すると、LBはバックエンド・サーバーをバランシング・ローテーションに戻します。

指定したバックエンド・セット・サーバーのヘルス・ステータスは、プライマリおよびスタンバイのロード・バランサによってレポートされます。

LBaaSに関する一般的な情報は、「Oracle Private Cloud Appliance概要ガイド」を参照してください。

バックエンド・セット・ヘルス・チェックのパラメータの表示

既存のロード・バランサのバックエンド・セットで使用されるパラメータを表示して、セット内のバックエンド・サーバーのヘルスを確認できます。

「コンピュートWeb UI」の使用

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。 「ネットワーキング」で、「ロード・バランサ」をクリックします。

  2. 既存のロード・バランサ・バックエンド・セットのヘルス・ステータスを表示するロード・バランサの名前をクリックします。

  3. 「リソース」で、「バックエンド・セット」をクリックします。

  4. バックエンド・セットの名前をクリックして、「OK」や「クリティカル」などのヘルス・チェックの詳細を表示します。

OCI CLIの使用

  1. コマンドを実行するために必要な情報を収集します:

    • コンパートメントOCID ( oci iam compartment list --compartment-id-in-subtree true)

    • LB OCID (oci lb load-balancer list --compartment-id compartment_OCID)

  2. バックエンド・セット・ヘルスgetコマンドを実行します。

    LB OCIDを使用して、指定したコンパートメント内のLBの詳細をリストします。

    ノート:

    オプションのパラメータについては、--helpオプションを指定してコマンドを実行します。

    構文(1行に入力):

    oci lb backend-set-health get --backend-set-name backend-set-name-text \
  --load-balancer-id load-balancer_OCID [OPTIONS]

    説明:

    • backend-set-name-textは、ヘルス・ステータスを取得するバックエンド・サーバーに関連付けられたバックエンド・セットの名前です。 例: example_backend_set

    • load-balancer_OCIDは、バックエンド・セットに関連付けられたロード・バランサのOCIDです。

    例:

    $ oci lb backend-set-health get --backend-set-name TCP_BckEndSet  \
  --load-balancer-id ocid1.loadbalancer....….….….uniqueID

{
 "data": {
 "critical-state-backend-names": [],
 "status": "OK",
 "total-backend-count": 2,
 "unknown-state-backend-names": [],
 "warning-state-backend-names": []
 }
}

バックエンド・セット・ヘルス・チェック・パラメータの編集

ロード・バランサのバックエンド・セットのプロパティ(ヘルス・チェック間隔など)を変更できます。

「コンピュートWeb UI」の使用

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。 「ネットワーキング」で、「ロード・バランサ」をクリックします。

  2. 既存のバックエンド・セットのヘルス・チェック・パラメータをリストするロード・バランサの名前をクリックします。

  3. 「リソース」で、「バックエンド・セット」をクリック

  4. バックエンド・セットのヘルス・チェック・パラメータを編集するには:

    1. 「アクション」列(3つのドット)プルダウン・メニューの下の「編集」をクリックします。
    2. バックエンド・セットをクリックして詳細を表示し、「編集」をクリックします。

  5. 「保存」をクリックして、変更内容を保存します。

OCI CLIの使用

  1. コマンドを実行するために必要な情報を収集します:

    • コンパートメントOCID ( oci iam compartment list --compartment-id-in-subtree true)

    • LB OCID (oci lb load-balancer list --compartment-id compartment_OCID)

  2. 作業リクエストを返すバックエンド・セット更新コマンドを実行します。

    ノート:

    オプションのパラメータについては、--helpオプションを指定してコマンドを実行します。

    構文(1行に入力):

    oci lb backend-set update --backend-set-name [name-of-backend-set]--backends [complex-type] \
 --health-checker-protocol [protocol-text] --load-balancer-id [loadbalancer_OCID] \ 
 --policy [policy-text] --force

    例:

    $ oci lb backend-set update --backend-set-name TCP_BckEndSet --backends '[{"backup": false, "drain": \
  false, "ip-address": "192.168.1.5","name": "192.168.1.5:22","offline":false, "port": 22, "weight": \
  1},{"backup": false, "drain": false, "ip-address": "192.168.1.4","name": "192.168.1.7:22","offline": \
  false, "port": 22, "weight": 1}]' --health-checker-protocol TCP --load-balancer-id \
  ocid1.loadbalancer....….….….uniqueID --policy ROUND_ROBIN --health-checker-port 22 \
  --health-checker-response-body-regex ".*" --force

{
  "opc-work-request-id": "ocid1.workrequest...loadbalancer....….….….uniqueID"
}

ロード・バランサのヘルス・ポリシーの表示

ロード・バランサによって使用されるポリシーを表示して、バックエンド・セットのヘルスを確認できます。

「コンピュートWeb UI」の使用

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。 「ネットワーキング」で、「ロード・バランサ」をクリックします。

  2. 既存のバックエンド・セットをリストするロード・バランサの名前をクリックします。

  3. 「リソース」で、「バックエンド・セット」をクリックします。

  4. バックエンド・セットのヘルス・チェック・パラメータを表示するには、次を実行します:

    1. 「アクション」列(3つのドット)プルダウン・メニューの下の「詳細の表示」をクリックします。
    2. バックエンド・セットをクリックして、その詳細を確認します。

  5. 「バックエンド・セットの詳細」ページで、ヘルス・ポリシーを表示するバックエンド・セット名の下にある「バックエンド・セット構成」をクリックします。

OCI CLIの使用

  1. コマンドを実行するために必要な情報を収集します:

    • コンパートメントOCID ( oci iam compartment list --compartment-id-in-subtree true)

    • LB OCID (oci lb load-balancer list --compartment-id compartment_OCID)

  2. health checker getコマンドを実行します。

    LB OCIDを使用して、指定したコンパートメント内のLBの詳細をリストします。

    ノート:

    オプションのパラメータについては、--helpオプションを指定してコマンドを実行します。

    構文(1行に入力):

    oci lb health-checker get --backend-set-name [backend-set-name-text] \
 --load-balancer-id load-balancer_OCID

    例:

    $ oci lb health-checker get --backend-set-name BckEndSet \
  --load-balancer-id ocid1.loadbalancer.. . .unique-id

{
  "data": {
    "interval-in-millis": 10000,
    "port": 22,
    "protocol": "TCP",
    "response-body-regex": "HEALTHY",
    "retries": 5,
    "return-code": 200,
    "timeout-in-millis": 3000,
    "url-path": "/Public"
  },
  "etag": "6ea1ea14-b3d5-11ed-94b2-0010e0dacbd0"
}

ロード・バランサのヘルス・チェックの編集

ロード・バランサ(LB)およびバックエンド・サーバー・セットのヘルス・チェック・プロパティ(ヘルス・チェック間隔など)を変更できます。

「コンピュートWeb UI」の使用

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。 「ネットワーキング」で、「ロード・バランサ」をクリックします。

  2. 既存のバックエンド・セットのヘルス・チェック・パラメータを編集するロード・バランサの名前をクリックします。

  3. 「リソース」で、「バックエンド・セット」をクリック

  4. バックエンド・セットのヘルス・チェック・パラメータを編集するには:

    1. 「アクション」列(3つのドット)プルダウン・メニューの下の「編集」をクリックします。
    2. バックエンド・セットをクリックして詳細を表示し、「編集」をクリックして許容される変更を行います。

  5. 「保存」をクリックして、変更内容を保存します。

OCI CLIの使用

  1. コマンドを実行するために必要な情報を収集します:

    • コンパートメントOCID ( oci iam compartment list --compartment-id-in-subtree true)

    • LB OCID (oci lb load-balancer list --compartment-id compartment_OCID)

  2. updateコマンドを実行します。

    ノート:

    オプションのパラメータについては、--helpオプションを指定してコマンドを実行します。

    構文(1行に入力):

    oci lb health-checker update --backend-set-name [name-of-backend-set] \
 --interval-in-millis [integer-in-millis] \ 
 --load-balancer-id [loadbalancer_OCID] --port [port-integer] \
 --protocol [protocol-text] --response-body-regex [expression-text] \ 
 --retries [retries-integer] --return-code [rc-integer] \ 
 --timeout-in-millis [integer-in-millis] [OPTIONS]

    ノート:

    「更新」コマンドは、作業リクエストIDを返します。 コマンド結果を表示するには、health-checkerのgetコマンドを使用します。
    ヘルス・チェッカ・プロトコルをTCPからHTTPに更新する例: 
    oci lb health-checker update --backend-set-name Example-Backend-Set \
  --interval-in-millis 10000 --load-balancer-id [ocid1.loadbalancer....….….….uniqueID] \ 
  --port 80 --protocol HTTP --return-code 200 --retries 3 --timeout-in-millis 3000 \
  --response-body-regex HEALTH --retries 3 

{
  "opc-work-request-id": "ocid1.workrequest.1X49XC30ZP...unique_ID"
}

    ノート:

    「更新」コマンドは、作業リクエストIDを返します。 ヘルス・チェッカの更新結果を確認するには、ヘルス・チェッカgetコマンドを使用します。 
    $ oci lb health-checker get --backend-set-name Example-Backend-Set 
  --load-balancer-id ocid1.load-balancer...unique_ID    

{
  "data": {
    "interval-in-millis": 10000,
    "port": 80,
    "protocol": "HTTP",
    "response-body-regex": "HEALTH",
    "retries": 3,
    "return-code": 200,
    "timeout-in-millis": 3000,
    "url-path": "/"
  }
}