6 コンピュート・イメージ

イメージは、インスタンスの作成に必要なリソースです。 Private Cloud Applianceにはいくつかのイメージがあり、作成する他のイメージを使用できます:

  • プラットフォーム・イメージ: Private Cloud Applianceには、Oracle LinuxイメージやOracle Solarisイメージなどの一部のイメージが含まれます。 これらのイメージは、プラットフォーム・イメージと呼ばれます。 プラットフォーム・イメージは、すべてのテナンシのすべてのコンパートメントで使用できます。 プラットフォーム・イメージにアクセスしてインスタンスを作成するために、「コンピュート・エンクレーブ」ユーザーがプラットフォーム・イメージをダウンロードまたはインポートする必要はありません。

    プラットフォーム・イメージを「コンピュート・エンクレーブ」で使用できるようにするには、「サービス・エンクレーブ」管理者が、「Oracle Private Cloud Appliance管理者ガイド」「プラットフォーム・イメージの提供」の説明に従ってイメージをインポートする必要があります。

    ノート:

    各メジャー・ディストリビューションの最新の3つのバージョンのみが、「コンピュートWeb UI」およびcompute image listコマンドによってリストされます。 アップグレードまたはパッチが終わると、古いバージョンがリストされなくなる可能性がありますが、それらは引き続きアクセス可能です。 古いイメージ・バージョンを使用するには、OCI CLIを使用してイメージのOCIDを指定します。 古いイメージのOCIDを取得する1つの方法は、イメージを使用しているインスタンスのcompute instance getコマンドの出力からのものです。

  • 既存のインスタンスのカスタム・イメージ: インスタンスのブート・ディスクのカスタム・イメージを作成できます。 そのようなイメージから起動するインスタンスには、そのイメージを作成したときのカスタマイズ、構成およびインスタンスにインストールされたソフトウェアが含まれます。 「インスタンスからのイメージの作成」を参照してください。

  • 独自のイメージを持ち込む: Private Cloud Applianceハードウェアでサポートされている場合、独自のバージョンのオペレーティング・システムを使用してインスタンスを作成できます。 Bring Your Own Image (BYOI)を参照してください。

ノート:

Private Cloud Applianceのイメージには、準仮想化ネットワーク・デバイスおよびブート・ボリュームが必要です。 そうしない場合、イメージのインポートは失敗します。

概念情報および重要な制限については、「Oracle Private Cloud Appliance概要ガイド」「コンピュート・インスタンスの概念」章の「コンピュート・イメージ」を参照してください。