GET_FILEプロシージャ

このプロシージャは、Oracle APEXファイル・リポジトリからファイルをダウンロードします。ページ処理時にこのプロシージャを起動する場合は、ファイルの取得に影響を及ぼさないように、ページ・ブランチが同じ条件で起動されていないようにします。つまり、次の条件のブランチは、起動されないように設定します。

プロシージャを起動するボタンと同じ「ボタン押下時」属性のブランチ。
プロシージャが起動されている場合に、ページ処理時に正常に実行される条件ロジックが定義されているブランチ。
無条件。

構文

APEX_UTIL.GET_FILE (
    p_file_id    IN VARCHAR2,
    p_inline     IN VARCHAR2 DEFAULT 'NO' );

パラメータ

表53-39 GET_FILEのパラメータ

パラメータ説明

パラメータ	説明
`p_file_id`	ダウンロードするファイルの`APEX_APPLICATION_FILES`内のID。`APEX_APPLICATION_FILES`は、ワークスペースにアップロードされるすべてのファイルのビューです。次の例では、`APEX_APPLICATION_FILES`を使用する方法を示します。 `DECLARE l_file_id NUMBER; BEGIN SELECT id INTO l_file_id FROM APEX_APPLICATION_FILES WHERE filename = 'myxml'; -- APEX_UTIL.GET_FILE( p_file_id => l_file_id, p_inline => 'YES'); END;`
`p_inline`	有効な値には`YES`と`NO`が含まれます。`YES`を選択すると、ブラウザでインライン表示されます。`NO`を選択すると、添付としてダウンロードされます。

p_file_id

ダウンロードするファイルのAPEX_APPLICATION_FILES内のID。APEX_APPLICATION_FILESは、ワークスペースにアップロードされるすべてのファイルのビューです。次の例では、APEX_APPLICATION_FILESを使用する方法を示します。

DECLARE
    l_file_id NUMBER;
BEGIN
    SELECT id
        INTO l_file_id
        FROM APEX_APPLICATION_FILES
        WHERE filename = 'myxml';
        --
        APEX_UTIL.GET_FILE(
            p_file_id   => l_file_id, 
            p_inline    => 'YES');  
END;

p_inline 有効な値にはYESとNOが含まれます。YESを選択すると、ブラウザでインライン表示されます。NOを選択すると、添付としてダウンロードされます。

例

次の例では、ID 8675309で識別されるファイルを戻します。これは、ブラウザにインラインで表示されます。

BEGIN
    APEX_UTIL.GET_FILE(
        p_file_id   => '8675309',
        p_inline    => 'YES');
END;

参照:

GET_FILE_IDファンクション