5.2.1 ブループリントについて
ブループリントは、生成されたデータを格納する表および列を定義するJSONファイルです。ブループリント・デザイナを使用して、スキーマ内の既存の表を使用したり、有効なブループリントをインポートしたり、または最初からブループリントを作成したりできます。
ブループリントは、データ・ジェネレータで使用するプライマリ・オブジェクトです。ブループリントを使用すると、アプリケーションおよびデータ・セット全体をワークスペース間で転送したり、新しいワークスペースにカスタム・アプリケーションを移入できます。
各ブループリントには、1つ以上の表、列およびカスタム・データ・ソースを含めることができます。各列にはデータ・ソース・タイプがあり、多くのカスタマイズ・オプションを使用できます。データを生成すると、表ごとに多数の行が作成され、ダウンロード可能なファイルを取得できます。
ダウンロード・オプションは次のとおりです。
- JSONまたはカンマ区切り値(CSV)ファイル
- 一致する表および列があるワークスペースに対して実行可能な挿入を含むSQLスクリプト
データ・ジェネレータを使用したクイック表挿入
ブループリントの表名と列名と一致する表がスキーマにある場合は、これらの表に対して生成されたデータの挿入を実行するオプションがあります。
ノート:
現在、データ・ジェネレータでは、データの挿入時に表の制約は考慮されません。生成されたデータをスキーマ表に正常に挿入できるように、ブループリント列データ・ソースの構成を調整する必要があります。データを迅速に生成する最も速いオプションは、最初からブループリントを作成することです。このブループリントには、サンプル表、異なるデータ・ソース・タイプの複数の列およびカスタム・データ・ソースが含まれます。ここから、データをプレビューし、必要に応じて調整し、データを生成できます。
データの生成は、データ・ジェネレータAPIを使用して、ブループリントのカスタマイズに基づいてデータ行を迅速に移入するプロセスです。スキーマ内の既存の表に多数の行をすばやく挿入したり、他のアプリケーション、表に対して使用可能なJSON、CSVまたはSQL挿入ファイルを生成したり、迅速にレポートのプロトタイプを作成するために使用できます。
たとえば、APEXアプリケーションがあり、レポート、グラフ、その他のページ・アイテムおよびリージョンがスキーマに存在する表にリンクされている場合があります。データ・ジェネレータを使用してこれらの表に多数のデータ行を挿入すると、安全な環境でより現実的にアプリケーションをテストできるため、表またはレポートに必要な調整を識別できます。本番環境で実際の情報を処理する際にこれらの問題が表示されません。
関連項目:
ブループリント・デザイナについて親トピック: データ・ジェネレータの使用