20.14.9 タスクの保持およびタスクのパージについて
タスクの保持、タスクのパージおよび「パージされたタスク・ファイルのアーカイブ」レポートについて説明します。
APEXでは、複合ペイロードを持つタスクを作成できます。つまり、タスク・データが急激に増加し、領域およびパフォーマンスの過負荷が発生する可能性があります。タスク・データを定期的にパージすることで、システムの過負荷を防ぎます。
タスク保持ロジック
DBMS_SCHEDULER
ジョブは、タスク・インスタンス表内のすべてのレコードをチェックするために毎日実行されます。DBMS_SCHEDULER
を実行すると、次のようになります。
- アクティブ、未割当ておよび割当て済のタスクを保持します。
- 保持期間が現在の日付以前の完了タスクをパージします。
- エラー発生および取消済のタスクをすべてパージします。
ノート:
エラー発生および取消済のタスクには保存期間がなく、毎日のDBMS_SCHEDULER
ジョブが実行されるまでシステムにのみ残ります。これは、エラー発生または取消済のタスクがタスク・インスタンス表に、24時間未満の間存在することを意味します。
「パージされたタスクのアーカイブ」レポートは、パージ対象となるタスクのJSON
ドキュメントを保存します。レポートが生成されると、パージ対象となるタスクがクリーンアップされます。
タスク保持の設定
タスクの保持ポリシーによって、完了したタスクを保持する期間が決まります。デフォルトのタスク保持期間は7日で、最大タスク保持期間は30日です。インスタンス管理者は、「インスタンスの設定」でタスクの保持期間を構成できます。詳細は、『Oracle APEX管理ガイド』のワークフロー設定の構成に関する項を参照してください。
「パージされたタスク・ファイルのアーカイブ」レポート
タスク・パージ・ジョブによってパージされたタスクのレポートは、「ワークスペース管理」にあります。詳細は、『Oracle APEX管理ガイド』の「管理サービス」の「アクティビティのモニター」ページへのアクセスを参照してください。
「パージされたタスク・ファイル」レポート領域のファイルは、30日ごとにクリーンアップされます。
親トピック: タスクの管理