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- アプリケーション・レベルでのLOVの作成
- アプリケーション・レベルでの静的LOVの作成
16.7.2 アプリケーション・レベルでの静的LOVの作成
LOVの作成ウィザードを実行して、アプリケーション・レベルで名前付き静的LOVを定義します。
Oracle APEXでは、名前付き(共有) LOVは共有コンポーネントのLOVリポジトリに格納されます。静的LOVには、指定した表示値、戻り値およびソート順序が含まれます。LOVをリポジトリに追加したら、ページ・デザイナでアイテムを編集し、表示タイプを選択します。
次の手順では、フォーム・アイテムStatusについて共有コンポーネントで静的LOVを作成し、それをラジオ・グループとして表示する方法について説明します。次の例は、サンプル・データセット「プロジェクト・データ」で使用可能なEBA_DEMO_IR_PROJECTS
表に基づいて作成されています。
名前付き静的LOVを作成するには:
- 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
- ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
- アプリケーションを選択します。
- アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。共有コンポーネント・ページが表示されます。
ヒント:
ページ・デザイナ・ツールバーで「共有コンポーネント」()をクリックして、ページ・デザイナから共有コンポーネントにアクセスすることもできます。
- LOVの作成ウィザードを実行します。「LOV」ページで、「作成」をクリックします。
- LOVの作成ウィザードで、次の操作を行います。
- ソース:
-
LOVの作成 - LOVの作成方法を指定します。この例では、「最初から」を選択します。
-
「次」をクリックします。
-
- 名前およびタイプ:
-
名前 - LOVの名前を入力します。たとえば:
Status
-
タイプ - 「静的」を選択します。
-
「次」をクリックします。
-
- 静的値: 静的な表示値および戻り値を入力します。この例では、次のように入力します
-
順序1:
- 表示値 - Pending
- 戻り値 - Pending
-
順序2:
- 表示値 - Open
- 戻り値 - Open
-
順序3:
- 表示値 - On-Hold
- 戻り値 - On-Hold
-
順序2:
- 表示値 - Closed
- 戻り値 - Closed
値は、入力した順に表示されます。後でLOVを編集することにより、ビルド・オプション・コントロールやアイテム・レベルの条件付き表示を含む追加の属性を表示できます。
ノート:
戻り値は表示されるのではなく、Oracle APEXエンジンに戻される値です。戻り値を指定しない場合は、表示値と同じになります。 -
- 「LOVの作成」をクリックします。新しいLOVが「LOV」ページに表示されます。
- ソース:
- ページ・デザイナで、LOVを参照するようにフォーム・アイテムを更新します。
- ページ・デザイナに戻ります。ページ・デザイナ・ツールバーの「ページXの編集」をクリックします。Xはページ番号です。ページ・デザイナが表示されます。
- 「レンダリング」タブで、フォーム・ページ・アイテムを選択します。たとえば、P3_STATUSを選択します。
- プロパティ・エディタで、次の属性を編集します。
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識別、タイプ - 「ラジオ・グループ」を選択します。
-
LOV、タイプ - 「共有コンポーネント」を選択します。
-
LOV、LOV - STATUSを選択します。
-
LOV、追加値の表示 - このオプションを無効にします。
-
LOV、追加値の表示 - このオプションを無効にします。
図static_lov_page_designer.pngの説明 -
- 「保存」をクリックし、ページを実行します。
次の例に示すように、フォーム・アイテムStatusは、「Pending」、「Open」、「On-Hold」および「Closed」という4つの値を持つラジオ・グループとして表示されます。
図static_lov_radio_group.pngの説明 - ページ・デザイナに戻ります。ページ・デザイナ・ツールバーの「ページXの編集」をクリックします。Xはページ番号です。
親トピック: アプリケーション・レベルでのLOVの作成