参照ファイルでの「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用した使用可能なコンテンツの作成

Oracle Smart View for Office「Narrative Reporting」リボン内の「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して、参照ファイルからの使用可能なコンテンツをすばやく簡単に作成できます。

「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用すると、Excelで選択した範囲に基づいて、基礎となる名前付き範囲が自動的に作成されます。新しいコンテンツには、名前と説明(オプション)のみを適用する必要があります。

ノート:

「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して使用可能なコンテンツを追加するには:
  1. 開始する前に:
    • 参照ファイルとして使用する予定のExcelファイルに、少なくとも1つの名前付き範囲が必要です。この範囲は、単一のセルと同じくらい単純でかまいません。これは、使用可能なコンテンツとして使用する予定の範囲である必要はありません。名前付き範囲の定義については、「参照ファイル内の名前付き範囲の定義」を参照してください。

    • まだ登録していない場合は、「ドックレットへの参照ファイルの登録」の説明に従ってExcelファイルをドックレットに登録し、ステップ6を省略します。このトピック内の手順を使用して使用可能なコンテンツを作成する場合、このステップを実行する必要はありません。

  2. レポート・パッケージを開いてから、その参照ファイルが登録されているドックレットを開きます。

    ドックレットをチェック・アウトしないでください。「使用可能なコンテンツ」ボタンは、ドックレットがチェック・インされている場合のみ有効になります。

    リファレンス・ドックレットがExcelで開きます。WordまたはPowerPointでレポート・パッケージを開いた場合、リファレンス・ドックレットを開くとExcelが起動します。

  3. 「Narrative Reporting」リボンで、「検査」をクリックして「プロパティ」ダイアログ・ボックスを開きます。


    「Performance Reporting」リボンの「検査」ボタン

    レポート・パッケージ・パネルでドックレットを選択し、「プロパティ」をクリックして「プロパティ」ダイアログ・ボックスを開くこともできます。

  4. 「プロパティ」で、「埋込みコンテンツ」タブ、「埋込みコンテンツ」タブの順に選択してから、「使用可能なソース」をクリックします。
  5. 「使用可能なソース」で、参照ファイル名をクリックしてExcelファイルを開きます。

    次の例では、Inventory Trend.xlsxをクリックすると、Inventory Trend.xlsxという名前のExcelファイルが開かれます。

    TBD

    「Narrative Reporting」リボンで、次の2つのボタンのみが表示されていることに注目してください。「アップロード」は、参照ファイルを開いたドックレットをチェック・アウトしないようにするために無効になっています。「使用可能なコンテンツ」ボタンは有効になっています。


    「Narrative Reporting」リボン内の「使用可能なコンテンツ」ボタン

    「使用可能なコンテンツ」ボタンが有効になっていない場合は、その参照ファイルが登録されているドックレットがチェック・インされていることを確認してから、Excelを閉じ、前の手順を繰り返します。

  6. Excel参照ファイルが開かれ、「使用可能なコンテンツ」ボタンが有効になったら、Excel参照ファイル内で範囲を選択します。

    範囲としては、表またはグラフ(チャートなど)を指定できます。チャートを選択する場合は、必ず、チャートの上下にある空白行を選択してください。

  7. 「使用可能なコンテンツ」ボタンをクリックします。

    これにより、「新規の使用可能なコンテンツの定義」ダイアログが開かれます。


    「新規の使用可能なコンテンツの定義」ダイアログ・ボックス
  8. 「新規の使用可能なコンテンツの定義」ダイアログで、新しい使用可能なコンテンツの名前と説明(オプション)を入力します。

    選択した範囲は、デフォルトでExcel範囲テキスト・ボックスに入力されます。または、有効な範囲を入力できます。

  9. 「OK」をクリックします。

    新しいコンテンツは、WordまたはPowerPointドックレットに埋め込むことができます。

  10. オプション: 新しく作成された使用可能なコンテンツで「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」オプションを無効にするには、「Excelベースのリファレンス・ドックレットのコンテンツおよびプロパティの更新」を参照してください。

    「使用可能なコンテンツ」ボタンを使用して使用可能なコンテンツを作成するときは、「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」オプションは表示されません。このオプションは、Excel表またはグリッド(チャートではない)から作成されたコンテンツに適用されます。このオプションを無効にするには、その使用可能なコンテンツを編集し、このオプションの選択を解除する必要があります。