フリーフォームのガイドラインおよびベスト・プラクティス
フリーフォーム・モードで作業する場合は、次のガイドラインおよびベスト・プラクティスを考慮してください。
- グリッドは、セルA1で始まる必要はありません。
- グリッドには少なくとも1行のディメンションと1列のディメンションが存在する必要があります。
- 各行ディメンションに含めることができるメンバーは、1つのディメンションのものに限られます。各列ディメンションに含めることができるメンバーは、1つのディメンションのものに限られます。
- 1つのディメンションのメンバーは、次のいずれかの領域にのみ入力できます。
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同じ行
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同じ列
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ページ・ディメンション・リージョンの任意の場所(Oracle Essbaseおよび標準Smart Viewのアド・ホック動作モードのOracle Enterprise Performance Management Cloudアプリケーションのみ)
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- ページ・ディメンション領域には異なるディメンションのメンバーを含めることができますが、ページ・ディメンション領域の2つのメンバーが同じディメンションに属することはできません(Essbaseおよび標準Smart Viewのアド・ホック動作モードのEPM Cloudアプリケーションのみ)。
- ページ・ディメンション領域に入力されたディメンションは、そのページ・ディメンション領域にある、対応するデフォルトのディメンションまたは既存のディメンションをオーバーライドします。たとえば、ページ・ディメンションにYearディメンションが含まれている場合、Qtr1と入力すると、Qtrでページ・ディメンションのYearか置き換えられます(Essbaseおよび標準Smart Viewのアド・ホック動作モードのEPM Cloudアプリケーションのみ)。
- フリーフォーム・モードでは、「オプション」ダイアログの「データ・オプション」ページで指定した置換ラベルが適用されます。
- 数字エントリは、データ領域ではデータとして、データ領域外ではコメントとして識別されます。数字をメンバー名として使用する場合は、ベストプラクティスとして、そのメンバー名の前に一重引用符を付けます(たとえば、'100のようにします)。
- ベストプラクティスとして、単語間にスペースを含むメンバー名の前には一重引用符を付けます。
- メンバー名の重複をサポートするデータベースに接続している場合、Oracle Smart View for Officeの「オプション」ダイアログ・ボックスの「メンバー・オプション」ページで「個別のメンバー名」を選択すると、ワークシートに完全修飾名が表示されます。重複するメンバーを入力するには、修飾メンバー名に次の構文を使用します。
[Income].[Other] [Expenses].[Other]
- 現在の別名表からの別名はフリーフォーム・グリッドで使用できますが、その他の別名表からの別名はコメントとして扱われます。
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動的時系列メンバー(Oracle Essbaseの場合)は、次のいずれかのフォーマットを使用する必要があります:
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Q-T-D(Jan)
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Y-T-D(Mar)
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M-T-D(Jun)
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- アド・ホック・グリッドでは、列を挿入してその新しい列にメンバー名を入力し、そのシートの別名表を変更する場合に、ベストプラクティスとして、先にシートをリフレッシュしてから、別名表を変更する必要があります。
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メンバー名にカンマ(
,
)が含まれている場合、ベストプラクティスとして、名前全体を引用符(" "
)で囲みます。次の構文を使用します。
"mbr_name, mbr_name"
たとえば次のようになります:
"Tablets, Smartphones"
-
テキスト・データ型値をフリーフォーム・モードで更新する場合は、「リフレッシュせずに送信」アクションを使用する必要があります。これは、標準アド・ホック・モードのみに適用されます(アプリケーション設定、「Smart Viewアド・ホック動作」=
「標準」
)。