7 LRAでのアプリケーションの開発
Node.jsのマイクロサービス対応トランザクション・マネージャ(MicroTx)ライブラリは、新しいLRAトランザクションを開始したり、既存のLRAトランザクションに参加したりする機能を提供します。
開始する前に、MicroTxをインストールし、アクセスできることを確認してください。
マイクロサービスの開発、テストおよびデプロイを個別に行います。MicroTxを使用してアプリケーションのトランザクションを管理するには、既存のアプリケーション・コードにいくつか変更を加えて、MicroTxライブラリによって提供される機能を統合する必要があります。
MicroTxを使用してLRAトランザクションを管理するアプリケーションを開発するには、次のワークフローをガイドとして使用します。
タスク | 説明 | 詳細 |
---|---|---|
MicroTxライブラリ・プロパティの構成情報を指定します。 | Node.jsアプリケーションがライブラリにアクセスできるように、すべてのトランザクション参加側およびトランザクション・イニシエータのNode.jsアプリケーションに対してこのステップを実行します。 | ライブラリ・プロパティの構成 |
MicroTxライブラリをアプリケーション・コードと統合します。 | 次の要因に基づいて、ライブラリを統合する適切な手順を選択します:
|
ライブラリは、JavaおよびNode.jsのアプリケーションで使用できます。次のタスクのいずれかを実行します。 |
セッション・アフィニティの有効化 | 内部メモリーをデータ・ストアとして使用し、トランザクション・コーディネータを複数のレプリカにデプロイする場合は、LRAおよびXAトランザクションに対してセッション・アフィニティを有効にする必要があります。TCCトランザクションに対してセッション・アフィニティを有効にする必要はありません。 | セッション・アフィニティの有効化 |
アプリケーションのデプロイ | アプリケーションでライブラリ・ファイルを使用してから、アプリケーションをインストールします。 | アプリケーションのデプロイ |
- LRAでのJavaアプリケーションの開発
LRAトランザクション・プロトコルを使用するJAX-RSおよびSpring-RESTベースのアプリケーションを開発できます。 - 複数のREST APIコールに対するOracle-Tmm-Tx-Tokenの伝播
アプリケーションのビジネス・ロジックが複数のAPIコールにまたがってトランザクションを完了する場合、複数のREST APIコールに対してOracle-Tmm-Tx-Token
を伝播する必要があります。 - ライブラリ・プロパティの構成
MicroTxライブラリ・プロパティの構成情報を指定します。このステップは、トランザクションに参加または開始するすべてのNode.jsアプリケーションに対して実行する必要があります。 - LRAでのNode.jsアプリケーションの開発
Node.jsのMicroTxライブラリは、新しいLRAトランザクションを開始したり、既存のLRAトランザクションに参加したりする機能を提供します。このライブラリをNode.jsアプリケーション・コードに統合する必要があります。