10.2 キャッシュの有効化

キャッシュを有効にすると、etcdまたはOracle Databaseに格納されているトランザクション・ログの読取りおよび書込み操作が最適化されます。これにより、パフォーマンスも向上します。

内部メモリーをトランザクション・ストアとして使用する場合は、キャッシュを有効にできません。
キャッシュを有効にするには、次のタスクを実行します:
  1. 任意のコード・エディタでvalues.yamlファイルを開きます。このファイルはinstallation_directory\otmm-RELEASE\otmm\helmchartsフォルダにあります。
  2. YAMLファイルで、tmmConfiguration.caching.enabledtrueに設定し、キャッシュの最大記憶域容量をGB単位で指定します。次のコード・スニペットは、values.yamlファイルのcachingプロパティのサンプル値を示しています。
    caching:
      enabled: true
      maxCapacity: 1.5
  3. 変更内容を保存します。
  4. コーディネータのセッション・アフィニティを有効にします。「セッション・アフィニティの有効化」を参照してください。