4.1.2 SYSTEMパラメータの説明
SYSTEM
文で使用するパラメータは次のとおりです。
パラメータ | 値 | 説明 |
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SLEEPTIME
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sleep-min
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TMA TCP for IMSが処理の発生の有無をチェックし始めるまで待機する時間の最小値(10進数、ミリ秒)を指定します。デフォルト値: 150 |
- | sleep-max
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TMA TCP for IMSが処理の発生の有無をチェックし始めるまで待機する時間の最大値(10進数、ミリ秒)を指定します。デフォルト値: 500 |
- | sleep-delta
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スリープ時間の最小値から最大値に至るまでの間に、TMA TCP for IMSが使用する時間の増分(10進数、ミリ秒)を指定します。 TMA TCP for IMSは新しい処理が発生していないかどうか定期的にポーリングします。TMA TCP for IMS製品では、増分式のポーリング間隔が使用されておりこの間隔は、新しい処理を検出するたびに最小スリープ時間に設定されます。その後に、ポーリング間隔は、次のいずれかが発生するまで増分の時間ずつずれていきます。
この値があるため、トラフィックの負荷が高くなっても、処理のポーリングのために消費されるCPU時間の長さが制限されます。 ポーリング間隔が極端に短くなるような値(またはゼロ)、または100ミリ秒よりも短い値を指定しないようにしてください。このような値を指定すると、ポーリングの回数が極端に多くなる可能性があります。逆に、ポーリング間隔が極端に長くなるような値(1秒よりも長い値)も指定しないようにしてください。このような値を指定すると、TMA TCP for IMSの応答性が悪くなる可能性があります。スリープ時間を100から500ミリ秒の間に設定し、増分を5ミリ秒に設定することをお薦めします。 デフォルト値: 5 |
OTMACLIENT
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clientname
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TMA TCP OTMAのXCFクライアント名を指定します。このパラメータは1-16文字で、DRU EXIT によって参照されます。
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OTMAGROUP
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groupname
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IMSとTMA TCPのXCFグループ名を指定します。このパラメータは1-8文字で、IMSシステムのGRNAME パラメータと同じです。
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OTMASECURITY
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Yes|No
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ユーザー認証のセキュリティを有効にするかどうかを指定します。Yesを指定するとセキュリティが有効になり、Noを指定するとセキュリティが無効になります。デフォルト値: No |
MSGLEVEL
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msg-level | 4 |
TMA TCP for IMSによって記録されるときのメッセージの詳細レベルを指定します。
0 - メッセージはログに記録されません 2 - エラー・メッセージのみ 3 - 情報メッセージとエラー・メッセージ 4 - セキュリティ監査メッセージ メッセージ・レベルの値は累計式です。たとえば、メッセージ・レベルに4を指定した場合、メッセージ・レベル4以下のメッセージ(セキュリティ監査メッセージ、情報メッセージ、エラー・メッセージなど)が記録され、z/OSコンソールにも表示されます。 通常はメッセージ・レベルに4を指定して、セキュリティ監査メッセージ、情報メッセージおよびエラー・メッセージをすべて記録する必要があります。 デフォルト値: 5 |
CLIENTSHUTDOWN
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Yes|No
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SHUTDOWN リクエストをリモート・クライアント・リクエストとして発行できるようにするのか、またはリモート・クライアント・リクエストに対するレスポンスとして発行できるようにするのかを指定します。システムの停止の詳細は、「Oracle TMA TCP for IMSのモニタリング」を参照してください。
デフォルト値: No |
IDLETIMEOUT
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nn | 0 |
ローカル・ゲートウェイがセッションを終了するまでの経過時間(秒数)を指定します。 デフォルト値: 0 |
DRUEXIT
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exit-name
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このクライアントが使用する、IMSの宛先解決ユーザー・イグジット・ルーチンの名前を指定します。デフォルトはDFSYDRU0 です。DFSYDRU0 ユーザー・イグジットのサンプルは、「JCLおよびユーザー・イグジットのサンプル」を参照してください。
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SPARESOCKETS
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nn
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動的な構成変更(ゲートウェイを追加したり、ゲートウェイの最大セッション数を大きくするなど)のために確保する予備のソケット記述子の数を指定します。 デフォルト値: 0。 |
親トピック: システム構成パラメータ