6.5.1 エラーのタイプ
TMA TCP for IMS製品は、クライアント・リクエストの正常な処理を阻害する可能性のある様々なタイプのエラー状態を認識します。これらを大別すると次のようになります。
無効なリクエスト・フォーマット
TMA TCP for IMSゲートウェイは、クライアント・リクエストを処理先のリモート・システムに送信する前に検証します。検証エラーのタイプとしては、無効なサービス名、無効な長さ値などがあります。
リモート・システムを使用できない
必要なリモート・システムがアクセス不可能な状態になっているか、現在別のリクエストを処理していてビジーになっているため、TMA TCP for IMSゲートウェイがリクエストを処理できないことがあります。
リクエスト・タイムアウト
TMA TCP for IMSゲートウェイは、処理先のリモート・システムに送信される各リクエストをモニターします。レスポンスが要求されており、規定の時間内に受信されない場合、リクエストはタイムアウトになります。
リモート・システムのエラー
リモート・システムでエラーが発生したため、リクエストが失敗することがあります。たとえば、リクエスト対象のサービスがアプリケーション・レベルのエラー、セキュリティ認証の失敗を検出することもあれば、リモート・ゲートウェイがリクエスト対象のサービスの呼出しに失敗することもあります。
親トピック: エラー処理