5.5.1 認証プロセスの図

次の図に示すように、この認証機能はゲートウェイとCRM間のリンクにのみ適用されます。

図5-5 認証されたリンク

認証されたリンクの図

ゲートウェイがCRMへの接続を確立する際、次のイベントが行われます。

  1. 各エンティティがチャレンジを発行します。
    • チャレンジは認証キーと乱数の組合せを使用して行われます。
    • 認証キーは、プロセスのコマンド行指定に指定したキー・ファイルに格納されています。
  2. 各エンティティは、受信したチャレンジに対してレスポンスを発行します。このレスポンスはチャレンジとエンティティの認証キーとの組合せを使用して行われます。
  3. 各エンティティは、レスポンスをその独自の計算結果と比較してレスポンスを検証します。
    • チャレンジ/レスポンスが失敗した場合は、接続が閉じ、エラーが記録されます。
    • チャレンジ/レスポンスが成功した場合は、完全な通信が有効になります。