10.1.1 単一接続および複数リンク
次の図に示すように、1つのTuxedoクライアントがリモート・サービスを呼び出し、それがCICS DPLプログラムにマップされます。DPLプログラムは、CICSAとCICSBの2つのCICSリージョンで実行されます。一方、シングル・ポイント障害を回避するために2つのGWSNAX/CRMペアが構成されます。それぞれのCRMは両方のCICSリージョンに接続します。
図10-1 アウトバウンド呼出し(単一接続および複数リンク)

このシナリオでは、次の4つのパスによってロード・バランシング/フェイルオーバーを確立できます。
toupclt -> SNAX1 -> CRM12205 -> CICSA -> TOUPDPLS
toupclt -> SNAX1 -> CRM12205 -> CICSB -> TOUPDPLS
toupclt -> SNAX2 -> CRM12206 -> CICSA -> TOUPDPLS
toupclt -> SNAX2 -> CRM12206 -> CICSB -> TOUPDPLS
次の表に、単一接続および複数リンクのアウトバウンド呼出しを実行するために必要なすべての構成を示します。
表10-1 単一接続および複数リンク(アウトバウンド)の構成
マシン | コンポーネント | リソース | リソース |
---|---|---|---|
TUXEDO
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UBBCONFIG |
*GROUPS
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2つのGWSNAX サーバー用の2つのグループ
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*SERVERS
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2つのGWADM/GWSNAX ペア
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DMCONFIG |
*DM_LOCAL
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2つのローカル・ドメイン: SNAX1、SNAX2 |
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*DM_REMOTE
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4つのリモート・ドメイン: CICSA1、CICSB1、CICSA2、CICSB2 |
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*DM_SNACRM
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2つのCRM: CRM1、CRM2 |
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*DM_SNALINKS
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4つのリンク: CICSA1、CICSB2、CICSA2、CICSB2 |
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*DM_IMPORT
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2X2のLACCESSPOINT/RACCESSPOINTの組合せとしての4つの同名のリモート・サービス: DPLS | ||
MAINFRAME | VTAMリスト | メジャー・ノード | 2つのAPPC LU (2つのCRM用) |
CICSA | リソース | 2つのLU用の2つのCONNECTION/SESSION ペア
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DPLSのための1つのプログラム | |||
CICSB | リソース | 2つのLU用の2つのCONNECTION/SESSION ペア
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DPLSのための1つのプログラム |