4.2.6.1 OTMAクライアント用のJCL
製品をOTMAクライアントとして実行する場合、TMA TCP for IMSは、z/OS配下のアドレス空間で起動タスクまたは長時間の実行ジョブとして実行されます。JCL配布ライブラリのメンバーRUNOTMはTMA TCP for IMS実行用のサンプル・ジョブです。
ユーザーのOTMAインストール環境に合わせてJCLを変更する場合は、特に次の点に注意してください。
- TMA TCP for IMSは非終了ジョブとして実行されるため、ローカル・サービスおよびIMSホスト・システム定義
TIME=1440。 - TMA TCP for IMSはC言語で記述されており、LE/370ランタイム環境へのアクセスが必要です。LE/370ランタイム・データセット用の
STEPLIBに、SYS1.SCEERUNとSYS1.SCEELKEDを含むDDカードを追加します。ユーザーのインストール環境に合うものであれば、どのようなデータセット名を使用してもかまいません。 - 異常が発生したときに備えて、
SYSUDUMPとCEEDUMPのどちらか一方または両方にDDカードを追加することもできます。異常終了(ABEND)が発生した場合には、LE/370がフォーマット済のダンプをCEEDUMPに書き込みます - TPC/IPデータ・ファイル(TCPIP.V3R1.DATAなど、ただしインストール環境の基準に従う必要がある場合は変更可)を参照する
SYSTCPD用のDDカードを追加します。このデータセットは、TMA TCP for IMSのアドレス空間でTCP/IPによって使用されます(IBM TCP/IPを使用する場合)。 - TPC/IPデータ・ファイル(TCPIP.V3R1.DATAなど、ただしインストール環境の基準に従う必要がある場合は変更可)を参照する
SYSTCPD用のDDカードを追加します。このデータセットは、TMA TCP for IMSのアドレス空間でTCP/IPによって使用されます(IBM TCP/IPを使用する場合)。 - 以前にTMA TCP for IMSを実行したときのメッセージを残す場合は、
MSGLOGDD文にDISP=MODをコーディングします。新しいメッセージは、データセットの末尾に付加されます(既存のメッセージは保持されます)。TMA TCP for IMSを新しく実行するたびにメッセージ・ログを上書きする場合は、MSGLOGDD文にDISP=OLD(またはDISP=SHR)を記述します。この場合、既存のメッセージは失われます。 - 以前にTMA TCP for IMSを実行したときのメッセージを残す場合は、
MSGLOGDD文にDISP=MODをコーディングします。新しいメッセージは、データセットの末尾に付加されます(既存のメッセージは保持されます)。TMA TCP for IMSを新しく実行するたびにメッセージ・ログを上書きする場合は、MSGLOGDD文にDISP=OLD(またはDISP=SHR)を記述します。この場合、既存のメッセージは失われます。