1.1.3.2 root権限によるUNIXインストーラの場所の指定

様々なUNIXインストール操作を実行するには、root権限が必要です。たとえば、OUIインベントリを作成できるためには、root権限が必要です。

OUIを初めてインストールする場合、インストールを続行する前に、別の端末のウィンドウからシェル・スクリプトを実行するように要求されます。OUIではインストールの完了後、構成アシスタントが実行される前にroot.shをrootで実行する必要がある場合のみ、このスクリプトの実行を要求します。それ以外の場合は、後でroot.shをrootで実行するよう求められます。

ノート:

OUIをサイレント・モードで実行中に、構成アシスタントに先立ってroot.shの実行が必要となった場合、OUIではインストール中は構成アシスタントをスキップします。サイレント・インストールの完了後、root.shをrootで実行してから、スキップした構成アシスタントを実行する必要があります。

必要なシェル・スクリプトを正常に実行するには:

  1. OUIウィンドウを開いたまま、別のターミナル・ウィンドウを開きます。
  2. 新しい端末のウィンドウで、代替ユーザー・コマンド(su -root)を使用して、root権限でログインします
  3. Oracleソフトウェア製品を現在インストールしているOracleホームにディレクトリを変更します。
  4. シェル・スクリプト./root.shを実行します
  5. スクリプトが終了したら、コマンド・プロンプトに戻り、新しいターミナル・ウィンドウから終了し、OUIに戻ってインストールを続行します。

    ノート:

    インストールを終了せずに、シェル・スクリプトを実行してください。インストールを終了すると、このスクリプトは削除されます。

    初回インストール時のみ、スクリプトの実行を求められます。