4.1 Tuxedoからメインフレームにアクセスする際のセキュリティ・チェック
次の図に、TMA TCP Gatewayからメインフレームにアクセスする際のセキュリティ検証の処理フローを示します。

図4-1 Tuxedoからメインフレームへのトランザクションに対するセキュリティ・チェック

- クライアント・プログラムが
tpinit()
を実行すると、ユーザーのTuxedo識別子がtpusr
ファイルと照合され検証されます。 - クライアント・プログラムが
tpcall()
またはtpacall()
を発行すると、Tuxedoはtpacl
ファイルと照合して、そのユーザーにゲートウェイ・サービスを呼び出す権限があるかどうかを検証します。 - ゲートウェイが最初の接続を確立するときに、接続に関するセキュリティ情報(
GWICONFIG
ファイルのRMTNAME
とPASSWORD
に指定されている情報)がTMA TCP Gatewayからリモート・ゲートウェイに渡されます。RMTNAME
とPASSWORD
の値が、リモート・ゲートウェイに構成されている値と一致すれば、接続が確立されます。リクエストの送信時に毎回、TMA TCP Gatewayからリモート・ゲートウェイにユーザーのTuxedo識別子が渡されます。
ノート:
権限のチェックを通過するには、ユーザーのTuxedo識別子がメインフレームのユーザーIDと正確に一致している必要があります。 - リモートのメインフレーム・ゲートウェイが、指定のユーザーIDの代理として動作するプロキシを起動します。
- プロキシが、権限をチェックするシステム・セキュリティを使用して指定のサービスを呼び出します。